「風香の詩いろいろ」パート7

7-1.沈む太陽〜50.太陽のように ヾ(^- ^〃)   

*沈む太陽


大空を赤く染めて
「あしたも晴れる」と
約束して沈む太陽

大地を暗くして
「もうおやすみ」と
いたわり沈む太陽

私も足を止め
沈む太陽に向かって
声をかける
「ありがとう」と

*宝物の石


エレクトーンの発表を終えて
戻って来た末娘が
ポケットから石を取り出して
頬をつけながら
嬉しそうに言った
「失敗しなかったのは
これのお陰」

家を離れて暮らしてる
長男の小さい頃の
宝物の石

*紅葉


i018 紅葉


*紅葉

やがては散る
美しい花のように
やがては落ちる
紅葉の美しさよ

芽吹いた頃の若葉を
思い出しながら
葉の一生を考えていた
今まさに
美しく紅葉した
その葉を
もう一度
じっと見つめる
あとわずかの命

来年もまた
新しい命となって
生まれて来ることを
約束している
紅葉

☆☆

*のんびり気長に


j005 のんびり気長に


*のんびり気長に

疲れたり
忙しかったら
休めばいい
のんびり
気長に
やればいい

出来る時は
さっと一気に
やるのもいい
あとは
のんびり
気長に
やればいい

*向かう道


j008 向かう道


*向かう道

傷つく度に
心が揺らぐ
傷つく度に
歩を緩める

霧の中で
周りが見えなくなったら
霧が上がるのを
待つように
心が癒されるのを待つ

歩を緩めて
向かう道を探しながら
次第に癒されるのを待つ
心の霧が上がったら
向かう道がはっきり
見えて来る

*大きな安心


「災害に備えて
現金だとか
通帳だとか
すぐに持って
逃げられるように
まとめておいた方が
いいよね」
って言ったのに
「命さえあればいい」
って気楽なものだ
命さえあれば
大丈夫だって
保障されたみたいで
大きな安心に包まれる

大きな気持ちに
なれたところで
さっ私は準備をするぞ

*猫じゃらし


かわいくて
つんで遊んだ猫じゃらし
遠いあの日の
幼い私と猫じゃらし
今は娘が同じこと
おんなじように遊んでる
私は母の顔になり
そっと娘を見つめてる
ダブらせながら
見つめてる

猫じゃらし
いつも見るたび思い出す
遠いあの日の
幼い私と若い母
月日は流れて黄昏に
キラキラ輝く猫じゃらし
私は大人の顔になり
そっと静かに見つめてる
ダブらせながら
見つめてる

*赤い花


赤いお花が実をつけた
紫色の実をつけた
それを見ていたもの達は
紫色はおかしいと
みんな口々言いました

みんなに何を言われても
赤いお花は
知らん顔

紫色の実をつけた
幸せそうな
赤い花

*わたしの財産


悲しかった
辛い思いが
気を付けさせて
くれるから

失敗した
苦い思いが
気を付けさせて
くれるから

失敗したことも
悲しかったことも
わたしの
財産になった

*ススキのダンス


数あるススキの中で
そうです
今日は
あなたが選ばれたのです
お日さまの照明を
一身に浴びて
ススキは踊る

そのダンスは
日が暮れるまで
終わることはなかった
一日の終わり
長い長い
夕暮れ時の
一こま

*素敵なスタンド


もしも素敵なスタンドが
わたしのお部屋にあったなら
あなたにお手紙
書くでしょう
思いのままに
ペン走らせ
心の全てを
書くでしょう

もしも素敵なスタンドの
やさしい光を浴びたなら
素直な心に
なれるでしょ
すぐにケータイ
取り出して
心の全てを
話します

*モミジの心


パソコンの中の
鮮やかなモミジを
ジッと見ていたら
マウスを握っているはずの手が
私の中では
思い切り開いてる
決心でもするかのような
強い心になって
モミジをジッと見ていた

その心は
鮮やかに紅葉した
モミジの心

*集合写真


大きく引き伸ばして
八年前から
みんなの部屋に
飾ってある
家族の集合写真
あれ以来
家族八人が一緒に
写真を撮ることはない

長男が中学二年
たまたま部活がなかった休日
久しぶりに家族そろって
温泉に行った日
車から降りて
ぞろぞろ歩きながら
思わず通りかかったおじさんに
「すみません
写真撮ってください」って
私がお願いした
普段着のままで
荷物を持ったまま
あまり人には見せたくない写真
あれ以来
撮ることはない
記念の
家族八人の集合写真

*人の心


人の心は単純ではない
うれしくなくても
相手の好意を思い
ありがとうと言うから
好きなのに
恥ずかしくて
嫌いと言うから
ありがたいのに
照れくさくて
うるせえと言うから

人の心は難しいけれど
じっと待っていたら
本当の心
話してくれるかしら
そっと見守っていたら
あなたの心
見えて来るかしら

*きれいに染まる


j003 きれいに染まる


*きれいに染まる

きれいなものを
好きなのは
やさしい心の
人だから

目から入って
きれいに染まる
心も染まる
きれいに染まる

あなたの心が
広いのは
きれいなものを
見てたから

*体の声


働き者の人の体は
かわいそう
疲れても休ませては
もらえないから
我慢強い人の体は
かわいそう
何を訴えても聞いては
もらえないから

体の声に
耳を傾けることもなく
我慢させて
人生の半分以上を
生きてしまった
もう付いて来ては
くれなくなった
体を見つめながら
今になって思うこと

*もみじ号


コンビニの駐車場
水溜りの中の
色鮮やかな
落ち葉を見つけた娘は
車から降りるとすぐに
もみじの葉を拾って
コンビニの車に
何枚かくっつけて
ぞうさんの車
もみじ号だねって
わんぱく坊主のような
笑顔で言った
お買い物したレジの前
もみじ号の話をすると
後で見るの楽しみって
コンビニのそうさんは
ヨン様のような
笑顔になった

*いくつになっても


またひとつ
年が増えちゃうって
思っているのに
心の奥の方からは
頑張らなくちゃ
と言う声が
聞こえて来る

いくつになっても
若いって
思える自分に
会いたくて

磨いたり
鍛えたり
いたわったり

*今がいい


いつも先を見て
今が終わることを
願っていた
子の成長を
願っていたら
私が年を
取ってしまった
春の訪れを
願っていたら
父や母も年老いた

子の成長も
花開く春も
もう願ったりはしない
過去でもない
未来でもない
今を大切に
生きるだけでいい

*年の暮れ


j006 年の暮れ


*年の暮れ

落葉樹が惜しげもなく

美しい葉を

落としたように

わたしも

抱えきれない荷物は

整理して

新しい年を迎えたい

もう今年も終わる

*何度でも


同じこと

何度も何度も

話すのは

あなたに聞いて

ほしいから

分かってくれる

人だから


何度でも

何度でも

いいよね

*人の重さ


同じ言葉なのに
冗談と軽く
笑える時もあれば
心に重い時もある

同じ体なのに
身軽に楽しく
動ける時もあれば
重く感じる時もある

同じ場所なのに
爽やかな風が
吹いてる時もあれば
重い空気の時もある

その時々で違う重さ
でも、どんな場合も
変わらない
この地球に生きる
人としての
人の重さ

*素敵な今に


一番輝いていた頃を
もう一度
思い出してみようよ
思い出せたら
あの頃の
気持ちになって
あの頃と同じことを
してみようか
おしゃれして
同じ場所へ
出掛けてみようか
あの頃とは違う
もっと素敵な今に
出会えるかもしれない

*冬から春へ


長かった一月が
終わりに近付いて来ると
立春が待ち遠しくて
その立春が過ぎても
実はまだまだ冬の中
寒いのにも
いい加減うんざりした頃

でも、大丈夫
その二月は
一年の中で
一番短く出来ているのです

そして、春三月
別れの日が
一日でも遅くなるように
長いのです
みんなが困ることがないように
ちゃ〜んとうまく
出来ているのです

*太陽のように


誰にでも
分けへだてなく
降りそそぐ
太陽のように
なれたらいいな

わたしも
あなたのように
そうなりたいな

つづられた文字が
私の心を動かす
きのう届いた
やさしいお便り

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