蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 川柳の小部屋 

掲載された句他5(2001.10〜12)

川柳また俳句も少々
夫や子供の作った句も少し載せています

パート1(2001.10)


お月様がもっと歩けと照らす道

打ちあがる花火歓喜の声響く

コンニャクの料理が下手で太りだし

衣替え思い出させた雨と風

小さくなった服を着て行く衣替え

子供等は親の批判で盛り上がり

好き嫌いなくて片付く残り物

二人だけの世界になっているベンチ

牛肉を眺めお刺身カゴに入れ

物買ってくれる親だけ好きと言う

腕相撲もう負けないと子は強気

口紅が顔の欠点きわだたせ

共食いを牛にさせてた罪と罰

凄いなあママの顔見て描くウサギ

メール待つ私と迷惑してる彼

何度見ても忘れたビデオ面白い

幼子の言葉笑えず腹を立て

夫にメールしたケータイが家で鳴り

狭い家百円ショップで物が増え

自転車でゴミ提げおじさんご出勤

一時の平和神仏忘れさせ

無知で泣き今リストラで泣く IT

痩せてから写真送ると数ヶ月

ラッシュ時は骨が折れると橋のげた

河原で泳がされてる鯉のぼり

飛び跳ねる魚が脅かす橋の下

二人の間割って歩いた夜の道

CMに誘惑されて買うケータイ

病気ではなんて牛肉焼いている

銅像の頭照らしている街灯

無意識に懐メロばかり口ずさみ

サラ金の旅行勧めるその笑顔

家事の手を止めさせ逃げた蚊の勝利

晩酌の睡魔に勝てず朝迎え

夕べした洗濯誉める今朝の雨

悪いのは酒か夫かもう寝てる

夜の散歩無駄な灯りがありがたい

2001年12月26日
パート2


車から離れて試すキーロック

一人っていいよね家族送り出し

忘れても髪だけ君を覚えてる

定年を待って付き合わされる旅

ゴミ出しを考え買えなくなった品

年頃の娘風呂場で寝なくなり

もったいないと食べて後悔またしてる

うっかりママでしっかり者の子に育ち

ビンラディンの居場所問われる占い師

ばあちゃんの息子帰ったと祖母に言う

イスラム教調べた夫の講義聞く

顔はっきり見えなくなった目へ感謝

長男は特別かわいいおばあちゃん

風船が小さくなって一夜明け

脱がされた普段着そのまま帰宅待つ

大家族夢で行ってるひとり旅

調理器具に下手な料理も助けられ

買う物を一つ増やして並ぶレジ

ついて来た子の服ばかり買わされる

居ることに明け方気付く児の寝息

散歩する足弾んでる靴の中

編まれずに暇持て余している毛糸

診察して貰った医者で風邪貰い

計画を立てた心は旅に出る

禁煙はやめたと強気の弱い意志

誉められてまっすぐ育って育ち過ぎ

礼儀から教えて貰う子のバイト

髪多くカツラみたいと言う自慢

片栗粉送るの少し延期する

ねだる時普通になってる反抗期

五百円新入りと差別する自販

禁煙はすぐ出来ますと今日で十度目

早く実を取ってとしなる柿の枝

顔はパパ頭ママ似で子は悲惨

友人の自信をくれたふけた顔

一万歩満たぬと脂肪になる歩数

2001年12月26日
パート3


差出人分からず開封躊躇する

出社して徐々に取れてく休み癖

子を父母に任せられない世が怖い

口先でやったつもりになる運動

起きるのは目覚まし止めてから長い

休日はデートの下見で日が暮れる

娘を起こしまた怒鳴られている夫

年輪と言われてしわも誇らし気

姿見は無駄な努力を映し出し

言ったことさえもう忘れてるお世辞

髪の色変わってずれて来た話題

パソコンが私を寂しくさせぬ秋

夏痩せもせず食欲の秋本番

見たと言う夢はあなたの願望ね

写る人の出てる疲れも撮るカメラ

雨上がり出掛けた傘は戻らない

早起きをし過ぎ目覚まし切り忘れ

変な顔きれいに撮って誉められた

まずは葉を枯らして落とし冬支度

ケータイを片手に句を詠む秋の月

その先の寒さ不安な秋の空

逆ギレを子に指摘されマジ切れた

甘そうな顔して見てる渋い柿

遊園地目にした時の口約束

娘に抜かれ娘のお下がりをまたねだる

頼まれないように忙しがって見せ

はめてない子も気にかけている指輪

リストラで趣味のパチンコ良いと知る

メールした友はケータイ不携帯

誰もいない確かめ渡る信号機

美人とは言えず聡明そうと彼

2001年12月26日
パート4(2001.11)


美味しそうに見えてただけのレストラン

体にいいからとまた買う無駄遣い

忘年会備えCD買う夫

写真撮る為だけに行く美容院

片付けてまた探してる捨てたゴミ

適当に書いていいかな特技欄

化粧することを忘れて撮る写真

自分だと気付かずにいた着信音

俺じゃないと靴下嗅いで言う夫

怖そうな人に吠えないうちの犬

聞いた時やる気があったあの料理

来客と聞けば片付く家の中

パソコンと間違え書いた特技欄

邪魔だけど困った時は良い夫

当たりとあるアイスの棒は捨てられず

出掛けてく夫に子供つけて出し

忙しいと言ってる私の立ち話

ケータイで聞いてた訪ねる家の前

数人でもみんなと言って買わされる

リストラに負けない私は窓際族

秋深まり夏のアイスへ霜も増え

残り物終わり夫の飯がない

児と頬寄せつい肌比べて見た鏡

慣れぬ娘の柿むく手から目をそらし

ジャガイモの皮厚くなる超多忙

太い足出して歩けたあんな頃

2001年12月26日
パート5


生足を見るのも辛くなる寒さ

宝物包んでパパの誕生日

席立つまで本音言わない保護者会

辛くせずポチに合わせてする料理

お袋の味を夫に作らされ

夕食が済んで帰らぬ子が二人

本見てただけで満足した料理

食材を買ったら逆に高く付き

いびきかく夫の聞いているテレビ

来過ぎたと後悔してるウォーキング

赤い葉の明日にも落ちる並木道

追い越してようやく男女見分けられ

通帳に数日とどまるお給料

たまにならいいかなステーキ買ってみる

メールより先に帰って来た夫

紅葉の山を見下ろし動く雲

券貰い行けば風呂屋は定休日

あと1分待ってる間のスクワット

盛り方が悪いと責めぬ仏様

昼寝時 間違い電話に邪魔をされ

要求も次第に落ちる職探し

見送ってどこで入ろう家の中

無口な子にまだ歌わせている風呂場

きのこ採りと言っても行かず終わる秋

校門をくぐり届ける忘れ物

歩きだと忘れて買った重い品

本人は几帳面だと思ってる

2001年12月26日
パート6


忙しい朝の出番を待つ納豆

娘から飯は何かと来たメール

肉眼で見えない疲れ撮る写真

集めてたピアス今では児のおもちゃ

優しいと言われ意地悪出来ません

クリックして戻らぬ時はやはり消す

いつの間に庭に出て来て実る柿

歯が抜けてそこが可愛い小さな子

通帳のわずかに残っている数字

出した手を引っ込めさせた狂牛病

集めてるのに集められない二千円

ダイエット品売れてる国と飢えてる国

強く閉め卵飛び出す冷蔵庫

吹く風が覚悟してねと葉を落とし

葉がみんな落ちるまではの落ち葉掃き

忙しい母のパソコンする時間

出掛けると言って行かずに寒くなる

三割は付いてるゴミも買って来る

五十過ぎた夫の靴を磨く義母

残高へ生活費足す親心

食欲はあるけど秋はもう終わる

案ずるな今日一日を無事に生き

試合の結果聞かないのって勝った時

男らしい髪型と言われ髪伸ばす

その昔帰るコールは今メール

納豆に付いてるからし溜まってく

吹き降ろす風が教える山の雪

微笑んで小春日和が去って行く

頼まれて買えばケーキがまた届き

人に注意してて自分でひいた風邪

2001年12月26日
パート7(2001.12)


会話など気にせぬ咳が出て困り

生まれたら女帝どうかという話題

一年をぐるり回ってもう師走

秋の傷忘れ師走の忙しさ

顔文字が泣いて笑ってわびている

ハイハイと丸く合わせて無事に生き

言い分を聞いてくれないあみだくじ

シナリオが崩れて落ちる八合目

はかどらない仕事を数え日を数え

年賀状やたら気になり出して冬

いたずらを伝えてしまう猫の鈴

飽食で鳥の分だと残す柿

静岡から元気なみかん届けられ

ニュースでは見せないブルカ脱がぬ人

雑草は強いと言って嫌われる

子と並ぶ喜びつかの間すぐ抜かれ

冷蔵庫にあるもの忘れ並ぶレジ

猫好きの選者猫ネタには弱い

箸のない弁当のフタ開けた時

パソコンは疲れる嫌と拒否する目

来た客に下手なピアノを聞かせる児

マナーモード忘れ気ままな数時間

昼食後読んでた本に眠らされ

十二月冬を感じる曇り空

言うことを聞いてた頃の子の写真

気持ちまで勝手に作り言う噂

目を凝らし見ればかすかに雪が舞う

数日で思い出せない悩みごと

洗濯物出して見つけた白い雪

番犬を無視して猫がまた鳴かす

起きようとすれば寒さが邪魔をする

まだ夏が良いと思わぬ十二月

増えた年数えず祝う誕生日

送り出し時計静かに時刻む

2001年12月26日
パート8


子供には見るなと言って見たマンガ

まだ一番偉いと思っている夫

食べるのに忙しいほど柿は熟れ

北風が乱した髪に冬の雨

見せられる身にもなってよ通知票

いが捨てた甘栗袋で丸くなる

無事に送るだけが願いの十二月

パンツまでくっつけズボン裏返し

子と同じ息子が親を非難する

上見るのをやめて不満も急に減り

三角や四角を丸に入れて住み

恥じらいがまだ着膨れになりきれず

愚痴言って明るくなって帰る人

宅配で前の店から来たお歳暮

また違う物が食べたくなる食後

何故なんだお金なくても溜まるゴミ

ちょっとだけと言って半日居座られ

頂いて頼まれたこと断われず

数少ない中から選んだ不良品

お歳暮は回せる品を選び買う

年賀状出さないなんてそれいいね

手を守ったビニール手袋硬くなり

お金よりストレスたまる買い控え

出来過ぎた話退屈したドラマ

お日様が冬は寒いと早仕舞い

ゴメンナサイすぐ謝って軽くする

捨てようか迷って仕舞う年の暮れ

返された言葉二人の距離を決め

指を折り残り数えるカレンダー

かじる子に文句言わせぬ親のすね

三度目は夫寝て待つ忘年会

新年を待たず旅立つ年賀状

寝ずに待つ子を持て余すサンタパパ

2001年12月26日



☆川柳の小部屋

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