蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 川柳の小部屋 

掲載された句他6(2002.01〜03)

川柳また俳句
夫や子供の作った句も少し載せています

パート1(2002.01)


出たがらないへそくりにまで手が伸びる

自分の干支嫌でウサギを買う娘

年一つ越して薄れた狂牛病

暗い廊下イルミネーションまだ光る

ばあちゃんも髪染めようと孫が言う

宝くじやぶれることに慣れた夢

インスタント子が好きなのと出した妻

やきもちを焼かずいられる仲になり

泣いていた園児も笑う雪だるま

家の中静かになって三学期

子の悪いところ互いになすり合い

入院でもしなきゃ休めぬ家事育児

特売品だけで済まないお買い物

ないものねだりどう転んでも出て来ない

出かかった言葉修正して話す

着せ替え人形 代わりに犬がされている

年頭の計画ムリと知った朝

つつがなく過ごし感謝の達磨出す

この信号止まればきっと遅刻する

お飾りも燃やせないのはゴミに出し

スキーして滑り納めと受験生

美容師の気遣う話つい合わせ

誉め言葉 困りドレスを誉めておく

安全を願いスピード出してみる

寿司皿が子の成長を知らせてる

着膨れて人間らしさ遠くなる

行事ひとつ終えて近付く春の音

誤字脱字人生間違いだらけです

空腹に音を上げている二段腹

反抗しない今日の息子が気に掛かり

捨てたのに心に残るわだかまり

絵手紙のピリッとしそうとうがらし

長電話話の続きはまた明日

友の顔見れば駆けてく幼稚園

冬だけど確か昨日は春だった

寒なのにと恥ずかしそうに降った雨

2002年04月18日
パート2


見せないで俺やさしいと言う夫

自転車に乗れた娘の輝く目

疲れたと先に言われて頼めない

上までは夫のいびき届かない

ハンカチも洗いましたと洗濯屋

雨降っているかなと見る水溜り

またタバコやめるかなあと言う夫

夫の靴 義母が知らずにまた磨く

冬なのに気早な春が入り込み

ウォーキング太った人は見かけない

見たい日と見たくない日がある鏡

未記入のままの願いをこめた絵馬

大丈夫 今日の夫は上機嫌

お出掛けの服を乾かすファンヒーター

雪印モ〜〜嫌だと牛の声

恐いもの地雷寒波に飢え貧困

音沙汰なし元気でやっているらしい

体ひとつどこでもなつき暮らす猫

髪切ると今度は長くしたい髪

いい声だうっとり声を聞く会議

どこへでも行ける身軽で何もない

あなただけ私の分も年を取り

少年は恐い 引っ越すホームレス

味方にも時には敵にもなる夫

新聞の持って行かれたテレビ欄

家に居てリストラなのと子に聞かれ

キャッシュカード作らずばあちゃん窓口へ

ただ聞いて欲しい話にアドバイス

コマーシャルあのシャンプーが欲しくなり

秒針に時の長さを知らされる

子供居て年老いた親居て家庭

百薬と思って飲んでいるお酒

サインでもいいですとペン渡される

カタログの人似合ってただけの服

2002年04月18日
パート3(2002.02)


めくったら春に近付くカレンダー

塩ふったり砂糖かけたり子を育て

お守りも心も揺れる受験生

風任せ雪は旅終え着地する

始まりも終わりもやはり出るお酒

末っ子の泣かされ上る演技力

受験生らしくないのが居て困り

鬼を出し一夜明けたら春が来た

青空があれもこれもとやりたがり

大家族ゴミの仕分けが忙しい

見当たらない愛のかけらをまだ捜す

ウーロン茶ならいいかと飲めば眠れない

仕事中小声で電話して来る夫

手を出せない分だけ祈り多くなり

歯が痛み忘れてた歯を思い出す

石に顔書いた娘の宝物

家でする弱い夫のうさ晴らし

買い過ぎて賞味期限が忙しい

火にかけた鍋を気に掛けする電話

先生に演技派ですと誉められた

年だから仕方ないよと皆許す

年だから仕方ないよと許される

見てた夢目覚まし鳴って幕閉じる

日だまりの水仙ゆっくり芽を伸ばす

シンデレラ見ているような末娘

若葉マーク付けて育てた第一子

下るしかない坂道の上に立ち

早起きしたのに雪降っていて遅刻した

諦めて流した水を見つめてる

燃える火を見てたら消えた嫌なこと

CMの歌だけ何とか知っている

起きていた夫が寝たといういびき

お札にしてと子が持って来た貯金箱

行ってらっしゃいトイレで叫びお見送り

結局は全部食べちゃうお徳用

居なければ心配居ればうるさい子

2002年04月18日
パート4


咲く時を待ってる梅に降った雪

建物の陰は届かぬ二月の陽

ワラにもすがる思いで頼む受験生

一夜明け車掘り出す雪の朝

どこへ行っても工事工事と忙しい

つながれてばかり無口になった犬

風に乗り変わって戻って来た言葉

蒔いた種大きく育てと子を育て

切れ味を確かめたくて砥ぐ包丁

スカートも短くなってもう卒園

パソコンを覚えた指が字を忘れ

不携帯車で免許証取りに行く

疲れた目休ませペンで書く手紙

人の愚痴聞いて幸せかみしめる

家はいい夫見ている子の寝顔

私まだ行けるでしょうか天国に

七人の敵と談笑した疲れ

我が身かも知れぬ非難をまたしてる

目玉焼き離れ離れに焼かれた目

石ころも宝に映る幼児の目

生んだ親知らず卵は並べられ

まだ咲かない梅と一緒に春を待つ

作る句の中にストレス封印し

水分の抜けたみかんのかすれ声

ほどほどの距離が取り持つ夫婦仲

ポケットは着メロなんか聞かぬふり

充電をしてて忘れて来たケータイ

ウエストのサイズに負けた春の服

これ以上と思った胸に裏切られ

梅便り聞いて我が家の梅を見る

見え透いていても嬉しい誉め言葉

三日経ちやめると言わぬダイエット

すぐ駅だ迎え頼むと来た電話

もう違う相手と一緒 元彼女

モノクロで変わらず写っているパンダ

児も成長お世辞次第にうまくなり

ウエストに止められ脱がずにいる上着

税金の絞り取られた使い道

レンジには冷めた夕べの出し忘れ

2002年04月18日
パート5(2002.03)


ウエストとヒップ差がなくなって春

別々にパソコン向かう夕食後

針に糸横で娘が声援し

ポカポカと中途半端な冬は去り

手のモデル顔も一度は見てみたい

すいていた医者の診たてが気に掛かり

ズル休みしたいか具合悪い顔

百薬をちっぴり越して飲んだ酒

ぜい肉の割に筋肉ない私

お買物やめて片付く冷蔵庫

ひと月でそんな痩せたら壊れちゃう

児は学校母は児が行く四月待つ

収入がなくても借りに行く勇気

品数で勝負してます大家族

ママ一人にさせてトイレで児に頼む

ただ起きているだけなのに減るお腹

産地名人ならばれる国訛り

仕舞った物捜す時間が長くなり

休日のご飯待ってる仏様

ただの風邪と言ってウイルスまき散らし

まだはっきり覚えています初デート

帰りたくてみんな黙っている会議

無理をして着ても痩せる気ない体

冷めてまだ夫の帰宅待つディナー

暖かい日でしたねえと夜は冷え

戸籍にもあればいいのに削除キー

2002年04月18日
パート6


悔しくて半分聞こえるように言う

春だなあ暖房便座も熱くなり

受験前夜やっとやる気が出たらしい

雪解けて背伸びしているふきのとう

花粉症と聞けば風邪よという返事

そんな日は豆腐大きく切って入れ

酔わないと言えぬ言葉を言う夫

ベルマーク暇が出来れば児は卒業

隠しても寝てる姿が見せている

体重が増えて増えなくなる写真

激安店普通の品も一つ入れ

シナリオをまた書き換えて今日を生き

にらめっこ時計見ながら聞く話

児に塗り絵与えてる間の一休み

この間と言った話は十年前

咲いた花追って遅れて来た彼岸

娘に遊んで貰って機嫌いい夫

ただ人の噂話で終わる会

眩しいとつぼみ開いて咲いた梅

数年で太って詐欺と言われても

赤信号三度でメール送信し

倒された自転車風に逆らわず

お気に入り半分捨ててお引越し

大病院内職持って待つ覚悟

走ってる時は忘れていた痛み

今日か明日かと桜の蕾確かめる

起こさなきゃ昼でも寝てる春休み

春だから年を忘れて買った服

家事怠け絞った雑巾硬くなり

虎の尾を踏めば天狗の鼻も折れ

すぐ開く桜をじらす曇り空

義母と児を見送り至福の時過ごす

花咲けば駆け足で来る金曜日

お出掛けも散歩も好きな万歩計

2002年04月18日



☆川柳の小部屋

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