蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 川柳の小部屋 

川柳4(2004)

パート1(2004.01〜06)


嬉しさに寂しさついて回ります

成長の喜びすぐに来る別れ

二度とこない今日この時よありがとう

悲しみの中で喜び探してる

出す人の顔と心を持つ年賀

結婚のお知らせですという年賀

地震だと教えてくれた招き猫

履く人の無事を願って磨く靴

降る雪に夢ふくらんだ幼い日

のんびりと観覧車乗る干支の猿

石焼き芋若き日の母思い出す

残雪が我が物顔で冷やします

遅くまで起きてたことを悔やむ朝

表示より感を頼りにお買い物

幸せはやはりみんなでなくちゃ駄目

わかるよ俺母ちゃんの子と言う息子

猿を見る目も温かい申の年

十二ある中であなたは同じ干支

生きている限り勉強だよと言う

夜寝てもやはり少しはする昼寝

ドラマ見る為の昼寝は忘れない

徹夜した肌に怒りをぶつけられ

いつ起きているのだろうか二階の子

昼寝して夫待ちます良い笑顔

ネットでも集う優しい心たち

薄着の子見てる私が震えてる

豆まいて福がニッコリ春の風

立春と聞いた心が春を呼ぶ

友だちの家に出掛けた子に安堵

ニャゴニャゴと猫がまた呼ぶドアの外

手作りのチョコ手伝わされている悪夢

2004年07月25日
パート2


四角のチョコわざわざハートにする作業

てるてる坊主晴れてニッコリいい笑顔

うつされた風邪の行き先考える

立つだけで寒さ気合を入れさせる

聞きながら浮かんだ花に春を見る

来た春が私を怠け者にする

いい天気外に行こうと春が呼ぶ

外へ外へ心誘惑する春よ

神様は全て見ている知っている

知らぬが仏何も知りたくありません

夢でいい叶えば尚いい夢描く

一歩一歩あわてなくても春は来る

幸せも一緒に連れた春を待つ

水仙を撮るねを採ると勘違い

起き上がる度にダルマは強くなる

水仙も歌い出しそう春が来た

ホウホケキョ姿見せずに癒します

未練など露ほどもなし散る桜

兄弟の久しく揃う笑い声

水仙が風や寒さに耐えて咲く

水仙も聞いているのか嬉しそう

カゴを出てインコも羽を伸ばす春

美しく蝶を映した水溜り

桜咲くわたし今頃どの辺り

散らかしたゴミにお花も呆れ顔

パソコンのキーを打つ手も眠い春

キーを打つ私を誘いに来る桜

何度でも桜は見てと咲き誇る

ラブラブのお手々つないだ手にインコ

桜散る上で見守る曇り空

食卓にかさむ支払い告げる春

花の香が眠れと誘うお昼過ぎ

散る桜未練などない葉の緑

疲れ目にキラリ葉っぱが合図する

連休の長蛇の列の最後尾

良い時期は足も速いが気も速い

2004年07月25日
パート3


風に身を任せ自然に生きてみる

晴ればかり望みはしない欲もない

洗濯物干した心も春うらら

お天気に振り回されて癒されて

三男の時も待ってた鯉のぼり

広げても人には二つしかない手

なあんにもしたくないからもうやめた

ご近所の子も集まった嬉しい日

みな同じ子供地球の宝物

飾られて達磨ニッコリ福を呼ぶ

やさしい顔言われ照れてる達磨さん

転んでもやがて達磨は起き上がる

活躍を見てる私に付くパワー

誉められて誉められ過ぎた分の照れ

風さんのキラリ涙が光ってる

しあわせないつもの朝にまず感謝

おはようのインコの声でなごむ朝

ニャゴニャゴと来るのはエサをもらうまで

コーヒーが眠い私の目を覚ます

スイッチポンあとは任せた洗濯機

電子レンジが大活躍のお弁当

ウルウルさせ見てる犬から目をそらす

行ってらっしゃい後は私の時間です

早起きして今日は時間を追いかける

ゆるい服着せたら体すぐ甘え

すぐ甘えるからだ心に活を入れ

まだダメと酷使した目のストライキ

蓄えも少しは欲しい体脂肪

さあ寝よう思ってからの一時間

いつの日か作り笑顔が見てる夢

うなずいてくれる人だけ話したい

何持って逃げるかメモをまず捜す

とがれてるお米に心見抜かれる

テレビ消しラジオつけなきゃ動かない

便利さに恐さも同居する電話

みな出かけひとり食事が美味しくて

食事中無言電話に出てしまい

2004年07月25日
パート4


目には目をこちらも黙って受話器とる

妖精がお花の下で雨宿り

修学旅行思い出たどる大阪城

埋めあって夫婦で越える山や谷

神様と思いたいけど客も人

暑いな〜洗濯物はよく乾く

絵手紙をわたしに幸せありがとう

買う時も手放す時もある悩み

悩むならいっそ買わずにおきましょう

赤ちゃんのすぐにいらなくなる玩具

お世辞より良いとこ見つけただ話す

先生に言っちゃうで片付く喧嘩

母がいて大げさになる甘えっ子

省エネも兼ねて日記は五七五

コース変えよ運命だって変えられる

ラスク作ろう付けてトーストスプレッド

ただ今の声にラスクのいい香り

お互いの文句ぶつける父と兄

寝てばかりじゃチリが積もるわおじいちゃん

あしたには変わってしまう心です

娘の部屋はプーさん一家も住んでいる

主治医から異常はないと見離され

日曜の朝はゆっくり日が昇る

雨上がり澄ました耳に鳥の声

子の口が家庭事情を暴露する

封印をされて行き場のない言葉

転んでも起き上がるたび強くなる

転んで起きてひとつ年輪刻まれる

七転び八起き幸せ運びます

転んでも最後は起きるダルマです

誉められて眠った夢が目を覚ます

違う人とその度違うことをする

2004年07月25日
パート5(2004.07〜10)


来たメールの文字に心を支配され

良い時期を選び賢い歯科通い

しみにしわ気にした頃がなつかしい

紫陽花が揺れる柳の下で咲く

こがね虫うっかり踏んだ橋の上

先生が汗かき食べた夏みかん

涼んでも戻れば温度差身に堪え

住みやすいところ真夏は暑いもの

涼しさを求めて夜のスーパーへ

打ちあがる花火今だと感で撮る

鼻ピアス牛ババなどと子が連呼

冬のがいいと思わせちゃった暑い夏

飛び切りの弾む笑顔とすれ違う

ヒマワリが太陽さんを待つ夜明け

暗闇にひとつ蛍の舞う光

マシュマロのせいねと伸びた背に拍手

諦めたタマは帰りを待っていた

名付けられ声掛けられて咲いた花

ケチャップで太陽描いたオムライス

ご無沙汰にいつでも変わらない笑顔

外見は諦め中を磨きます

体重計が低カロリーと指図する

愛想良くニッコリ心でアカンベエ

美しい花に似合いの蝶が舞う

ひっそりと黄色く咲いた花の夢

釣果なく花が励ます田舎道

風船を真似てリンドウ膨らんだ

三匹の金魚すくえた得意顔

から揚げを並んで買った夏祭り

昨年の金魚すくいの金太です

秋風に大きなスイカ持て余す

ヒマワリが私を見てる夜の道

氷マクラ頭の下に手も入れる

2004年10月21日
パート6


自販機の灯り人より群れる虫

公衆電話虫が恐くて近寄れず

青信号コーヒー缶は誰を待つ

ピョンピョンとカラスが跳ねる土手の上

狸親父ハイおはようと偉そうな

朝もやの中にくっきり赤十字

あの山も朝には朝の顔がある

おはようと見知らぬ人と交わす朝

一票の票が重たい選挙戦

良い夏の思い出ばかり語る秋

旅をしたメロン疲れを癒してる

お土産は君が集めている蛙

綱渡りしながら育て育つ親

ポケットの中でハンカチ洗われる

病名が消えて浮かんで医者へ行く

危ないと言われ飛ばずに歩いてる

他人ではないのね痛みまだ分かる

風向きが変わる用事を思い出す

ひと手間を掛けて言葉のトゲを抜く

ひと言に乾いた心潤され

手を取って集う仲間で咲かす花

金運と書いて願った金メダル

ほうずきをキュッキュ鳴らしていた笑顔

涙キラリ堪えきれずに溢れ出す

成長した子等に子育て非難され

だ〜れだニャン当ててご覧と目を押さえ

何ごとも程々だよと酒を酌む

また決意してる夫の見てる夢

大丈夫と夫が採って来たキノコ

アルバムに落ち葉に埋まる児の笑顔

来年はきっと着れると仕舞う服

三十年待って想いを打ち明ける

咲く花も私を見てとおしゃれする

曼珠沙華の燃えてるような赤い色

昨日までの迷いは見えぬ妻の肩

遠い日の君の笑顔は日々薄れ

2004年10月21日
パート7


本物はおとぎ話の熊じゃない

何度でも笑顔で話聞くつもり

天秤にかけて一つに絞り込む

天秤にかけると見えて来る答え

約束した時の気持ちに嘘はない

暑くても空気はすでに秋である

秋分の日だから少し寒くなる

梅干にそれぞれ仕舞う思いあり

青空の青に恋した彼岸花

ひとつでも若く言われてみたい年

オバさんがカメラの前で若返る

向けられたカメラ童女も顔を出す

一心に願う心の咲かす花

頑張らない努力私してみます

温かい手だねと彼は言っていた

物事の一つ一つに訳がある

金の斧 今更ウソと言えません

坂道に運動不足悟らされ

体に良い物が一番好きである

我生きる今この時を過去にして

去る者も追います多分あなたなら

雨雲が去って多忙な洗濯機

また目覚めた私の今を生きてやる

最悪ばかり浮かんで消えてまた浮かぶ

最悪も少し頭に入れておく

一人増え愛の配分変えてみる

カーテンを開けてお月見床に就く

連れて行ってと父困らせた幼い日

見るものがキラキラしてた幼い日

もうついて来ないウロウロしてた犬

折り返し地点今さらあわてない

悪いこと忘れる為に早く寝る

慌てるのやめたら明日が見えて来た

夏痩せを待ってた服をまた仕舞う

検査検査病名ひとつ絞り込む

この顔にあの髪型は似合わない

下手なのもいいね私である安堵

3%の長所見つけて誉める人

噂などどこ吹く風と聞き流す

雑草の強さに学ぶど根性

程々といつでも逃げて行く覚悟

2004年10月21日
パート8


必要があって立ってる今の場所

幸せな話ばかりを好む耳

天秤にかけて選んだフリーター

夕暮れになると家路に急ぐ足

強風に耐えてた柿が陽を浴びる

これでもかと自然の怖さ知らされる

緑の葉を赤へと変えて燃え尽きる

地震洪水自然の前で立ち尽くす

沈んでもまだ諦めずいる夕日

せめて一緒に早く一緒に母娘

スプーンは曲がりませんと子が叫ぶ

限りある命それぞれあるドラマ

駅までと勝手に予定立てられる

着替えた服抱え風呂場を後にする

風呂上り見つけた白髪切っておく

皮付きのままでとリンゴ渡される

風の中舞ってる蝶の心意気

気に入ればどんな椅子でも買うつもり

帰宅時間時計チラチラゲームする

聞く気ない耳に話を切り上げる

開演のブザー空気も変わります

演奏中後ろで親も話してる

この中で育つ子の行く末如何に

光る石小さい頃の宝物

贅沢は言わず何でも食べて見せ

お湯沸し年寄り残し出掛けます

客が来る日は片付けの手も早い

子の髪を切り続けてる十五年

2004年10月21日
パート9(2004.11〜12)


若いねと探した末の誉め言葉

夫の話聞いてるような子の話

カレンダーめくればみんな過去になる

新しいお札記念と仕舞い込む

草取りはもう済んだかと電話来る

判断をされる見た目を整える

あなたらしくこの世で生きるのが定め

ヨン様を密かに妬む男たち

人ごとの様に話して笑ってる

写真で見た景色見に行く青い空

新札が終わる時代を告げている

久しぶりに会えばご無沙汰まず詫びる

人間に戻してくれるゆるい服

今はない庭の紅葉 変わる頃

出会うたび仕舞った過去が蘇る

眠い目にまだパソコンを見せている

紅葉の速さに負けている私

使う場を持たぬ漢字で日々薄れ

得を取る為の貯金と損をする

吠えられた小さな器吠え返す

立ち止まる時も気が合うふたり旅

親しい仲見ていて欲しい第三者

年寄りと子供元気であればいい

怒り出す時は決まって二人だけ

入れ忘れた箸に娘の怖い顔

聞き上手な耳を育てた人の勝ち

いただき物忘れたメニュー思い出す

生活に漬かって笑う暇がない

母娘一緒に映す試着室

話したらよそ者なんて呼ばせない

定まらぬ心でいつも揺れている

娘の人形変わって今日は誕生日

磨いても若い肌には敵わない

秋晴れに揺れて輝くシャツの白

ひと言を写真にキラリ光る花

センブリの七の花びら良い縁起

どこにでもセブン身近にある暮らし

うれしいね。どこの街にもあるセブン

ハンドルを握ればセブン探す癖

一輪が心を奪う冬桜

焼きたての秋刀魚に夫出会う時

作る人の心いただくお味噌汁

2005年04月7日
パート10


育つ子へ無事でと祈り忘れない

新米パパが赤ちゃん抱いた家族連れ

気付かれぬように記念日通り過ぎ

食進む台所には母が居る

コトコトと煮えるお鍋と居る夜更け

おさまらぬ腹の虫にも食べさせる

めくったらもう書かれてるカレンダー

まじめに主婦しておろそかになった趣味

生きるのもいいね空には月と星

温めた手で温める子供の手

片付いてひと息つかの間の笑顔

干し終えて見上げた空の青が好き

何もかもやめてこれだけ今日はやる

やりかけて終っちゃうってのもいいね

いいとこで「続く」みたいに終わる夢

視力より勘を頼りに通す糸

包丁を研いで新巻鮭を待つ

ゴミ箱に多分落ちたに違いない

太陽のように注いで欲しい愛

大変と楽しんでいる大掃除

片付けの途中夢中になった本

いつ来てもいいよ災いへの備え

絵手紙の絵はまだ伸びて居るらしい

二三年放っておけばゴミになる

川柳も掃除モードになる師走

住みやすい部屋に戻して掃除終え

早々と終えて澄ましていたい暮れ

早起きをしたから今日は長かった

ストーブがもうすぐ止まるという合図

手を止めて写真の富士を見て休む

ひとつずつ済ませて消して軽くする

捨てるのが下手で不便と共に住む

野良猫をタマの敵と追いかける

忘れ物届ける為の一時間

春なんて来なくていいの今が好き

暴走は小さめの服捨ててから

うちの娘を歯磨き好きにした歯医者

無事終わり今日の日を消すカレンダー

2005年04月7日
パート11


パンクした迎え頼むと言う電話

この人なら話していいというサイン

誉め言葉だけを残してゴミに出す

作る句に元気と勇気もらう朝

剣道を終えた娘の力こぶ

団らんの会話ニュースに止められる

出し掛けた所で言葉仕舞い込む

スーパーの試食はちゃんと食べていた

育つ子へ見つけて掛ける誉め言葉

途中下車して会えたのがあなたです

雪眺め秒針の音聞いている

ただ今と帰宅した子の弾む声

好きなのは黙って餌をくれる人

愛情というひと手間をかけて煮る

聞き飽きた私も子には話してる

手鏡で後姿も確かめる

忘れたメモ思い出してはカゴに入れ

飲んでしまう前に愚痴って吐き捨てる

黒豆ココア入れて歌ってつい踊り

アドバイスされてアイデア出なくなり

渡したら最後返してもらえない

回覧の上に×してある知らせ

冷蔵庫の扉何でも貼ってある

寅年の姉の怖さは知っている

逆さになり体力付けるカゴの鳥

来たメールのお世辞に元気もらう朝

子の様子伺う電話かけてみる

切り抜いた料理のレシピばかり増え

夫の稼ぎと猫にも話し餌をやる

甘えて来る子にはついつい甘くなる

末っ子に甘いホローは姉がする

子供らの頼みばかりを聞いていた

ケータイの安請け合いに困り果て

三男の積もる話とする食事

時々でいいから居たい同じ時

たまにならいいよ一緒に居てあげる

明日の体調気に掛けながら起きている

あと少しの年を包んでしまう雪

すぐ終わる時を静かに見つめてる

何もかも雪に包まれ年は去る

申年に未練残さず酉を待つ

2005年04月7日



☆川柳の小部屋

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