蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 川柳の小部屋 

川柳5(2005.01〜04)

パート1(2005.01〜02)


幸せを描いたような年賀状

幸せな家族ですよという写真

家族だとすぐわかっちゃう顔と顔

似たような笑顔が並ぶ年賀状

好きな人に家族写真を見せられる

元旦も溜めずにざっと主婦しとく

正月に間に合うように降った雪

一夜明け新たな年が動き出す

365分の1の夜が暮れる

半分は鮭が占めてる冷凍庫

冷凍庫の中に一匹鮭が居る

雪少ない方の神社へ初詣

言っちゃいけない言葉何度も聞いて来た

ちゃんと食べちゃんと休んだ日のゆとり

体調を良くしてるのはこの薬

子の成長ばかり願った付けの老い

お天気がとても良かった分の冷え

しおれてる母に娘のくれる水

眠れない代わりに見せてくれた夢

初夢で見た子が一人顔を見せ

使わない義母に合わせた流し台

だまされぬようにと聞いているニュース

鳥たちが羽すり寄せて暮らす里

一年の無事を祈った初詣

年明けてもう新しい年の中

共通の兄との話題親が居る

お正月らしさが減って楽になり

賑わいは避けてのんびりマイペース

人ごともやがて私も通る道

吹っ切れて嵐の去った晴れた顔

晴れの日が多過ぎたから枯れた人

人から人つなぐネットで友が増え

赤いリボン付けたら似合う白い首

降る雪の中へと急ぐ子を送る

やさしさを文字に託して届けられ

こっそりと使うへそくりある暮らし

雪かきをすればまた降る雪をかく

ゆっくりと進む独りでいる時間

運動と言われて買った万歩計

帰宅した靴下雪で濡れている

明日にならなきゃいいなだなんて塾前夜

痛いのは休めばいいという答え

パソコンを休めば治る目の痛み

痛む目に無理させ本を読ませてる

身は風に任せた明日も風任せ

消えそうになった所へ積もる雪

次々に咲けよとタスキ渡される

陽だまりで時を忘れて立ち話

もうそこまで来ている春を告げる花

鬼出して福呼び寄せて春が来る

その角を曲がれば遅刻免れる

不満言う前に私のすべきこと

在りし日の君思わせる若芽かな

合併の話してから言う住所

あなた色に染まるあなたの小物たち

2005年04月7日
パート2


内定に新たな不安もう芽生え

美容院出たら鏡で確かめる

若葉マーク先入観が気をもませ

心配をする人だから話せない

いつだって輝いていた頃のまま

受話器から母には見える子の笑顔

大自然の変わる温度でするおしゃれ

最悪を思えば何のこれ位

襖から無事通り抜け来た煙

飲み終えたお茶の向こうで待つ仕事

酉年だよインコに話し餌をやる

春を待つ心捕らえる梅の花

最後まで勝つと思っていたい夢

諦めた夢を時々出してみる

数ある中思い悩んで決めたチョコ

手作りの娘のチョコをプレゼント

解禁で嫌だ3びき釣って来た

転ぶしか助かる道はない滑り

半分は本音別れという言葉

万歳して私を見てる干支の酉

頑張ったタイヤが印す急カーブ

波に消すことも大事な生きるすべ

快復の兆しに春のいい予感

十歳は若く見られる服を買う

悪いニュース浴びて成長する子供

いつだってパソコンというお友だち

しばらくはあなたの元で咲いてます

釣って来た魚は食べて供養する

千羽鶴はじめの二羽が私たち

あと998羽折るところ

親である育つ大地に根を下ろす

見え過ぎて困った時は目を瞑る

優しさは何より風邪に良い薬

春風が雲をどかして見せた月

喜びも悲しみまでも独り占め

急がなくてもやがていつしか過ぎる時

走るのはかけっこの時だけでいい

なるようにしかならないことの憤り

春を待つ夕日を浴びた樹が映る

咲く花が近い別れを告げている

ひとつ咲きふたつみっつと別れの日

作った句の中であの日が蘇る

飛ぶ時期を人には告げず渡り鳥

ひび割れをすかさず埋める子供たち

雪景色の中で嬉しい花便り

やがて来る別れを思い時を待つ

冗談と弁解だってする寝言

何にでもすがって頼む受験生

良い点のはずのテストに裏切られ

若い気を老いた体がたしなめる

菜の花が心に春を連れて来た

春よりも訪れを待つ時が好き

太っても心配痩せてまた心配

2005年04月7日
パート3



咲く花が春をどうぞと差し伸べる

春の陽を浴びて はかなく消えた雪

家離れ独り暮らして得た力

暇出来て見たら楽しい今を撮る

前髪をあの娘も斜めに切っている

起きてたらお腹減るから横になる

急用がなかった時の立ち話

口開けて食べようとして目が覚めた

のんびりと命ゆっくり終わらせる

仲の良い二人相手を思いやる

自信過剰になりそうお世辞ありがとう

片言を理解し餌を食べる犬

太陽は上にあるから一眠り

太陽がゆっくり少し春が来る

微笑みをすぐに返してくれた笑み

あなたでいいやはりあなたがいい私

明日の糧探して今日も日が暮れる

やさしさに削る命のおもてなし

頑張って顔まで赤くさせる咳

息子の時は気にしなかった別れの日

突然にやって来たよう子の別れ

おばあちゃんと娘に弱いお父さん

悪いこと切りがないけど憎めない

寝かせないファンヒーターの温い風

あれこれと食べて安堵のお茶を飲む

水色と白のハート手袋はめて寝る

死にたいの言葉を聞いている我が身

回らない首の痛みで目が覚める

まとめ役の長男福を連れて来る

寝てばかりの猫で家族を和ませる

酉年でインコみたいに立てた髪

ニャゴニャゴとうるさがられて待っている

生姜湯飲んで心を温める

冬ソナのカレンダーにも居るチェ・ジウ

秋枯れた花も春には花咲かせ

夢と知り寝てる娘を抱きしめる

不満です ですが感謝もしています

寝てばかりいる犬だけど餌をやる

甘え上手でタマはみんなの人気者

片隅で寝息をたてて癒すタマ

飾らずに時々怒る君が好き

皆違う人と比べてしまう癖

支えたい思いが長くする命

ダメなのと気にしてるのはあなただけ

時間よ止まれどんな今でも今がいい

勉強好きになる鉛筆を買ってやる

もういいよって言って下さい青い鳥

下がってから上り始めたエレベーター

待ってると沸くまで長いヤカンの湯

梅干が寝てる体を目覚めさせ

あと五年我慢しようと決めている

傷付ける罪な言葉の捨てる場所

待っている変わらぬ意思に困り果て

不機嫌になって来たので食べて見せ

やさしさが強さに負けたお人柄

2005年04月7日
パート4(2005.03〜04)


三寒四温卒業式で運試し

押し花になってあなたと見てる夢

残像の中のあなたと生きている

使い過ぎ裏切られたと目の痛み

指を折り楽しんでます五七五

喜びの卒業式は別れの日

まだ寒い中で見つけた春ひとつ

三寒の次はお日様こんにちは

開くのを待ちわび描いた福寿草

無理するなと言っては無理をさせる彼

たまにしか来ないメールの上がる価値

川柳は楽しむものと言っておく

詠んだ句が親子の距離を縮めます

タイムリミットまでのスイッチオンにする

聞こえるともなしモナリザの笑みうかべ

お気に入りと共に幸せ感じてる

待ちわびる春に我が子は巣立ちます

仮免を持つ子を乗せた日の走り

小学生までは遊んでもらえます

別腹にストレス分を詰めている

償いが出来る世界に住んでいる

マニキュアに少し呼吸の邪魔をされ

出来なくても笑ってられることが増え

たまったら悲しいドラマ見て流す

ジャガイモを切って初めて知る傷み

幸せな顔を集めた写真集

良い結果に安心したかすぐ治り

病院で読破しようと決めている

大空を飛んだ鳥にもあるドラマ

夕食の支度しながら朝ご飯

カラカラの空気潤す春の雨

限られた鉢で根を張り咲かす花

大丈夫すでに心は春だから

生意気も成長過程と聞き流す

抜き足でシャッターを押すタイミング

虫も鳥も人も共存する地球

一雨を境に春へまた一歩

練習の甲斐もむなしく時は過ぎ

恒例のお菓子作りは延期され

お互い様とそこまで来てる助け船

2005年05月26日
パート5


すぐそこに来ていた春を見失う

縁のある人へ人へとつなぐ縁

来る春を待ちかねていた杉花粉

寂しさも一緒に包む青い空

風呂場まで持って来られて出た電話

我先と飛び立って行く鳥の群れ

イケメンがさり気なくするボランティア

春の陽が霜を解かしに取りかかる

いたずらな熊は冬眠させておく

新しい命はらはら舞い落ちる

五七五みやげ話と指を折る

家を出た子の無事祈り守る家

寝不足の痛い頭が苦笑い

咲きたくて胸はずませて待つつぼみ

咲きそうな水仙を見ている至福

早春の寒さに犬も丸く寝る

敵国の祈りの中でする勝負

日本からエールよ届けイランまで

降る雪に春の心が脅かされ

一度咲いた花は寒さもいとわない

春の陽を浴びて心に咲いた花

我先と飛び去って行く鳥の群れ

水仙が花を咲かせて春告げる

やたらには出さない母の助け舟

今日食べていられることにまず感謝

読むつもり買って積まれる本の上

腕のいいあなたならばとポーズとる

度重なる地震が残す爪の痕

程々に吹けば嬉しい風となる

身の丈に合った荷物のその重さ

持ちつ持たれつどちらにしてもありがとう

元気なうちは助ける側に回りたい

終始する機織る鶴のその気分

雨は雪に変わって白くなった山

温かな空気福呼ぶ温い風

おばあちゃん気分で見てるランドセル

桜咲く前に吹けよと風に言う

真似してもうちの夫にゃ通じない

片付いて風が波打つ麦畑

目に浮かぶ花の香りも蘇る

まず棚に上げてゆっくり料理する

聞かなかったつもり座っているベンチ

2005年05月26日
パート6


黄梅がひっそり家の裏で咲く

風止んで太陽さんがこんにちは

未だかまだかと庭の桜の樹を眺め

何艘も持ってる母の助け舟

一日を無事に送って積み重ね

知るほどに出会う笑顔が温かい

リモコンで少しテンション上げてみる

のんびりとしたくて今日も精を出す

絵手紙の文字にあなたを見ています

遠くから親は見守り祈るもの

信念を通すあなたのマイペース

乗り越して行った電車のあとを追う

打ち明けて荷物降ろした日の背中

思い切り吹けば治まる春の風

雑草も一緒になって咲いている

空とぼけ何時間でも待つ覚悟

注射だと気付いた犬が吠えだした

二回目は注射と気付き吠える犬

満開の桜に射した陽の光

雨上がり花びら敷いたアスファルト

散る時も変わる季節の美しさ

わざと穴あけて今度は縫えと言う

アパートに着いたその日に受信料

コツコツと溜めては測る骨密度

居眠りをしていましたと顔に型

引きたくないクジに当たるという覚悟

死にたいと前置きしての自己主張

私が居なくなっても咲く花よ

まだ咲いていたくて落ちた水の上

水面に落ちてしばらく咲いてます

運のいい桜は池に落ちて咲く

イライラの訳を吐き出させる作業

共有の時間あなたと持つ至福

同じ場所で共に過ごした同じ時

もう守るものなどはない一人旅

一度会っただけでも分かり合える人

ただ無念 絶たれた先にある命

埋めるには あまりに大き過ぎたミス

待っている時の楽しい使い道

庭先で咲いてた椿まだ見える

おしゃべりなインコの声で朝迎え

ただ過ぎる日にもそれぞれ誕生花

バラ色に輝いていた頃の夢

庭の樹が減ってウグイス来なくなり

2005年05月26日



☆川柳の小部屋

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