風香の蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 川柳の小部屋 

川柳5(2002.10まで)

ネットサーフィンで書き込んで来た川柳、他

パート1 あ行


愛犬に心の内を見透かされ

秋晴れがやけに寂しくする孤独

悪人も少しいるので鍵をかけ

明日会える今日は会えたと眠れない

明日がある明日があるからあわてない

温かな善意集まる良いところ

新しい水着と夏を待つ娘

あたりまえを私に望むのはやめて

あの一瞬が左右するとは気付かない

雨の日を待って夫をこき使い

雨降ってページ一枚めくる秋

雨降ると少しためらうスニーカー

ありがとう言ったら楽に捨てられた


言い過ぎた言葉一緒に切る電話

いい出会いまたいつの日かいい別れ

家空けられるようにペットは諦める

幾度の危機乗り越えてまだ夫婦

いじめとは気付かず知らずいじめてる

痛いと言った狼少年もう元気

一日の疲れ癒して眠るバス

一夜だけ心貰った雪だるま

いつか夢叶うと信じ掲げとく

居ない人の話でやけに盛り上がり

犬がまだ起きていたので餌をやる

犬がまたすることなくて昼寝する

犬二匹大きい方が娘です

祈ることないと退屈する悩み

今は娘と遠いあの日の雪遊び

色のない絵にもならない冬の雨

嫌だけど虫も地球に住んでいる


打ち明けて励まし合った悩みごと

うちの家計に無くては困るおばあちゃん

うちの息子ゲームこんなに知っている

鬱陶しいみんな言うけど快適じゃん

梅の花見かねた雪が解けて降り

運がいいのか今もこの家住んでいる

運動会親を見付けた児の笑顔


A(B.O.AB)型であーだこーだと決められる


大きな悩み消えて忘れていた悩み

大き目の方がと迷い買った靴

大袈裟な涙勝手に出て困り

お気に入り一つ残したぬいぐるみ

おこづかいたしてパパへのプレゼント

幼い日のユリは立派に咲いていた

お供えは私の好きな物ばかり

落ちているアリのお菓子は奪えない

夫より義母と一緒に居た時間

お隣の洗濯物に雨が降り

おばちゃんのお顔可愛く娘の絵

お昼寝の邪魔でしたかと来たメール

覚えてるはずはなかった誕生日

思い出の君を封印したあの日

思い出の建物壊すその瞬間

思い出を忘れてしまう幼い児

重いと言う学生カバンの軽いこと

親離れした子が見える電話口

終わる花そしてこれから開く花

パート2 か行


カーテンを開けたら今日が見えて来た

価値観の違う両者の言う正義

悲しくはないはずなのに出る涙

悲しみを癒す涙が伝う頬

悲しみを乗り越えて来たいい笑顔

花粉症で鍛え負けない蚊の痒み

花粉症と聞いて身近になった人

我慢していたのね家で荒れている

我慢する為に不便と同居する

神様が敢えてくだすた苦労です

神様にとても言えない願いごと

神様に何でもお願いしています

神様の気を付けよとのご忠告

かも知れないばかりが浮かぶシャボン玉

ガラスの靴落とし忘れたシンデレラ

体に良いと知ってようやく飲むワイン

可愛い子に旅をさせない心配性

可愛いねカエルの声で鳴くインコ


記憶にはないけど前世あるらしい

聞くけれど思い通りにしてる人

聞くことを恥と思っていたなんて

帰省子も親と暮らせばまた甘え

切ったあと履歴は削除して忘れ

切符入れに真似して入れた無人駅

記念写真撮って別れた雪だるま

決められなくて立ち止まってる分かれ道

休日は一人で起きる子どもたち

休日を待ってる妻に使われる

去年咲いたあのひまわりの種が咲く

キラキラと子供の頃に見た夜道

切りたくて急に多忙な電話口


空気だと言ってたけれどある別れ

靴がある今日も遊びに来たあの子

靴下の身になって切る足の爪

愚痴るだけしっかり生きて行ける人


計画をいともたやすく壊す雨

芸をして人と一緒に暮らす犬

毛染めされ人の気分で暮らす犬

血液型であーだこーだと決められる

検査しない面倒なのと恐いのと

倹約と人にあげるの好きな人

権力の笠から尻尾見え隠れ


コーヒーと笑顔が売りの喫茶店

児が遊ぶ場所を見つけてお買い物

子が帰省したので散歩増えた犬

子供の目輝かせてる遊園地

子に厳しい母も猫には甘くなり

子に車で送らされてるバイト先

子の運転次第に慣れて行く恐怖

子の成長待って気付けば年を取り

子の取った年を数えて祝う親

子の無事を信じて祈り買うバイク

子の夢を押さえつけてる親の夢

子の夢を見たので安否確かめる

児はいいな傘さすだけで嬉しくて

子は食べて行ければいいにたどり着き

子もそれぞれ指に個性があるように

子を監視してるつもりが監視され

堪えてた涙を星があふれさせ

こんなにもティッシュ貰って来た息子

こんなはずじゃなかった時間惜しくなり

パート3 さ行


さあどうぞ年が上だと敬われ

淋しさも秋に向かって歩き出す

さよならと言って解けてく雪だるま

さよならもしないで夕陽また沈む

さよならをしてから名前思い出し

騒がしい蛙の声もすぐに慣れ


幸せじゃないのねすぐにケチをつけ

幸せな二人で鬼も赤くなり

幸せは見ている目にも温かい

CM見た時は買う気になった品

下の子が上の子に勝つその瞬間

失敗の見本ですよとご紹介

自分の目に入らぬ鼻で良しとする

自由にさせ良い子になった子どもたち

十分と今に満足するゆとり

授業中頬杖ついて寝る特技

塾通い坂をのぼるという試練

賞味期限切れて解け出す雪だるま

食品がないと不安な冷蔵庫

知りたくない事を教えてくれる人


好きじゃなきゃきっと幸せだったはず

ストライキされないうちに休肝日

捨てて来た想い集めて封印し

捨てて来た想い集めて封をする

ストレスが消えるあなたの誉め言葉

ストレスに負けないように食べている

すれ違ったらどうしようかとふと思う

座ったら寝てしまうから立っている


生活をまた脅かす小さな蚊

洗濯をしながら心落ち着かせ


育つ子に教えて貰う親の恩

パート4 た行


体操と手品も付いた講演会

太陽がいつもニッコリ娘の絵

高かった壁も越えれば低くなり

七夕に逢える幸せ教えられ

度重なる挫折今では役に立ち

旅させてホント良かった子の成長

ため息もやはり映している鏡

誕生会までに将来決めてる児

誕生日年は数えず祝いましょ


地球から戦争のない星探す

父親には損得よりも意地を張る

ちっぽけな悩みですねと光る星

注意したら指図するなと子に言われ


疲れ取る並んだバスの良い寝相

都合良い子ども良い子と言う大人

妻(夫)ひとりの為に滅ぼす身もひとつ

爪切って嫌な思いも切り捨てる


手さぐりで親も子育てしています

照る時もきっとあります曇り空


遠い旅終えて我が家の食卓へ

途中からそれて私の今の道

飛ぶように売れてる物もある不況

パート5 な行


内科外科眼科回ってまだ元気

ないなあと捜すメガネはおでこです

長い髪切ると今度は伸ばしたい

中までは見えないあなたその心

無くなって始めて気付く歯の値打ち

投げるのは左取るのは右が好き

なごり惜しむ沈む夕陽の前に雲

なごんでくその中空気とけていく

何故犬と話してるのと聞く娘

夏祭り雨降ってると我慢させ

何も言わず黙って笑い丸く生き

悩み事やさしく包み流す時

慣れるまで掛かる時間が人の倍


入学式待ちきれなくて咲いた花


ぬいぐるみどの子と寝よう児が思案


眠ってる赤ちゃんみんな違う顔


のどかだな蛙の声を聞いている

飲ませれば良かった飲めなくなった父

パート6 は行


入った蚊に刺され放題した運転

倍になり帰って来てね宝くじ

はずれても晴れれば文句ない予報

パソコンの画面の中にある宇宙

八割は駄目と言っても大丈夫

花美しく競って尚も美しく

話したくてまずは始めに聞く自慢

羽のない天使我が家に降りて来た

母親の前で夫はまだ良い子

ハラハラドキドキ何を言うやら児の言葉

春来ればそっと静かに消える雪

春雨があっと言う間に梅雨の雨

春を待つ貴方を待って咲いた花

春を待つ花も私も雑草も

バレタのは子供の年を言ったから


引き受けた時は見えないこの苦労

美人にもお金持ちにもある悩み

一息つく風もいろいろ夏の風

人の話自慢笑って聞く余裕

陽の入りも陽の出もじっと待つ葉っぱ

病気になる前に死ぬのね殆どは

秒針の音の静かな時計買う

平等の文字など無駄な石頭


福の神泣いて閻魔に引き渡す

福の神何故だか妻と馬が合い

福の神貧乏神を連れて来た

不思議だね嬉しい時も出る涙

双子でも出来ると焼いた目玉焼き

普段着はいつも元気な君が好き

仏壇で願い叶うと児は信じ

不愉快になって着るより捨てる服

降る雨が一歩秋へと向かわせる


返信が一日延びて今日も暮れ


坊主にはなりたくないと逃げ回り

ポーズとる犬の決まっている写真

ポケットに悲しみ仕舞う秋の空

誉め言葉万病に効きますと医者

パート7 ま行


前足で苦労し犬が掘った穴

待合室ゆっくり過ぎる待ち時間


見上げれば夜空の星に子の笑顔

見送りの涙流してくれる雨

みがけば光るダイヤモンドもうちの子も

水に流すつもりで飲んで忘れましょ

見て聞いて拾う良いこと悪いこと

みな素敵過ぎて目移りしてしまう 

脈をとるナース見つめて狂う脈


無理しても作る笑顔が福を呼ぶ


巡らしているのは過去のことばかり

目鼻付け名前も付けた雪だるま


もう勝てない子供相手に腕相撲

もう駄目と言っても息子まだ元気

持ち上げたり叩いたりして買うスイカ

戻って来た自転車サドル上げてある

パート8 や行〜


約束をそんな勝手に決めないで

やさしいねはなしをきいてくれるひと

やらないで理由ばかりを探してる

やることをみんな済ませてからの趣味


指で年笑顔で示し言えた頃


要領の悪さもたぶん親譲り

余裕ある時は善人ぶってみる

読んでいる本が誘いに来る眠気

読んでさえくれればいいと子にメール(ライン)


留守中は夫自分でやっている


冷蔵庫入れればいいという過信

連休は暇なホテルも超多忙


わーん水とかって吠えて欲しかった

私とは違うタオルの絞り方

私にも言っていたよね好きだって

笑い顔いいよねシワも許せちゃう

笑ってる時もありますうちの犬

悪いことすべて忘れた良い笑顔

2022年12月更新



☆川柳の小部屋

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