風香の蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 川柳の小部屋 

川柳6(2002.06〜2003.12)

ネットサーフィン中に作って書き込んで来た川柳、他

パート1 あ行


愛されて愛した思い今いずこ

茜雲見上げ子を待つ駐車場

秋晴れに洗濯物も眩しそう

開けるまで夢を買います福袋

紫陽花の様に咲かせてみたい夢

足元を照らし歩けとお月様

アスファルト歩き水分奪われる

温かい言葉が秘めているパワー

温かな言葉をかけて温まる

暖かなままで季節を忘れてる

新しい門出祝って咲く桜

当たればとプラン立ててる宝くじ

あなたが居て星も出ているそんな夜

あなたとの同じ思い出綴る春

・あなたの為はすべて私の為になる

穴掘った中で寝ている犬の知恵

あのシーン今ならわかるあの映画

あの日のまま今も私の中に居る

雨蛙の声で元気に鳴くインコ

甘そうな顔して笑う渋い柿

アメリカの人形青い目に涙

・アラ彼女ポッカリお口開けたまま

蟻の家と知らず座っていたベンチ

あれこれと体にいいと食べ過ぎる


いい空気吸って人間らしくなる

いい夢と元気私にくれた夏

いい夢を見せて去ってく君と夏

息吸って吐いて心を写します

生きている証こんなに辛くても

イケメンなばかりにやたら気も遣い

いじめっ子愛と知るには幼過ぎ

・意地悪をされていい人やめられる

忙しいと言ってやってるうちが花

忙しい人が作っている多忙

一年になった子が描くお星様

一瞬で旅のプランを壊す雨

いつまでも続くはずないこの試練

いつも元気な君の笑顔がエネルギー

犬も猫も鳥も私も人が好き

嫌な日も笑えばオーラあふれ出す

インコにはちゃんとあいさつしている子


ウイルスだ近頃来るのはそんなもの

植えてない柿が芽を出し実をつける

ウォーキングをベンチで眺め眠くなる

動かない気候に体慌てない

唄われておやきホンワカ風に乗れ

美しい人妻裏にあったトゲ

美しく咲いたばかりにまた摘まれ

訴える目をして鳴いた迷い猫

うまくいくと思えばきっとうまくいく

梅の花咲いて嬉しい春を呼ぶ

裏に絵を入れた名刺の別の顔

運転をするか迷って飲むお屠蘇

運動会張り切るママのお弁当


aだけが合って0点免れる

栄養と休養風邪は直ぐ治す

笑顔だけで幸せだった片想い

笑顔の前二の足踏んでいる不幸

餌持たない私の前に鳩三羽

絵はがきになって思いが闊歩する


負うた子がいつしか母にお説教

大きく広く心の窓を開けて待つ

送る車の中であしたも来ると言う

贈る人の思いお守り届けられ

抑えてた本音も見える酒の席

幼い日の思い出のまま残る道

幼子巻き込み回る歯車

幼子をそっと見守るクマのプー

お洒落すればどこへ行くのと疑われ

お寿司屋で覚えた漢字忘れない

お惣菜買ってゆとりも買って来る

お互いに待っていたのね違う場所

夫から一口貰い呑むビール

夫への愛は負けそうお母さま

男湯の会話聞こえる露天風呂

おにぎりが美味い五月の曇り空

おはようと鳥や猫にも声をかけ

お日様がさよならしたら出掛けます

お日様に文句いいたやありがたや

重い税減ってくパパのお小遣い

親の期待背負い頑張る子が欲しい

親の字がきれいかどうか判る年

親離れしたか息子に彼女でき

折込チラシで知った父の日

音楽会鼓笛の音で迎えられ

温泉で友と語って流す憂さ

パート2 か行


カーネーション二人の笑顔ありがとう

会社へと向かう夫を見届ける

帰る子の車目で追い無事祈る

顔むくみしわも少ない今朝の顔

蚊がさした足をボリボリかいてやる

カゴの鳥眺めてタマは暇つぶす

カスタネット幸せ色の音がする

風のない時には走り飛ばす凧

風任せ揺れる緑は雨を待つ

カゼを引く暇もない程忙しい

片隅にポカンとひとつ空いた穴

片付けてと渡せば隅に置いてある

片付けはつけたテレビに邪魔をされ

片道だけの切符を持って渡る橋

叶えてとだるまに祈る君の夢

悲しげな色の空から落ちる雪

・壁に穴二つ三つと反抗期

髪切っても多分夫は気付かない

亀だってたまには速く歩きます

軽くなれ足も心も体重も

乾いた心梅雨空が好き雨が好き

漢字の意味知って名前が好きになり

感謝して生きてる人のいい笑顔

寒中に春を夢見る福寿草


帰省子は苦労したのか丸くなり

季節外れの台風天気狂い出す

期待などしない心の軽いこと

気付いたらやってよと言いそうになる

記念写真ふざけあかんべするの誰

君と出逢う為にして来た回り道

君の幸せ祈り見上げる遠い空

決めたはずの心はすぐに動き出す

牛乳を飲むのに牛を知らない子

給料日待ってましたとすぐに消え

今日か明日かとやっと緑の芽が光る

兄弟の違う個性も弾む春

きれいだなバラは遠くで見てるもの

きれいねのお世辞美人を作ります


偶然が重なり撮れた良い写真

空腹の時にはタマも媚を売る

草取る手休め眺める赤トンボ

口開けて待つ子ツバメに運ぶ餌

口開けばどうせ私が攻められる

口だけが空回りする大掃除

雲どけて見ればかすかに青い空

ぐらぐらと揺れてるプラン九合目

・くるくるお目々君の瞳に弱い僕

苦しみもいい思い出に変える時

車でも寝ていたパパがもう寝てる

苦労して育てた米を盗む人


ケーキにも飽きてお餅に手が伸びる

結婚をしたら誘って貰えない

血税の重さに耐えてここに住む

月曜日休み過ぎたかまだ眠い

元気に育てやがては増える親の欲

健康でただそれだけでありがたい

倦怠期隙間埋めてる子の笑顔


ご遺族の無念我が身に重ねてる

恋破れもう数えなくなった年

幸運が忘れた頃にやって来た

公園で待ちくたびれた洗い髪

高校まで花見しながら子を送る

コーヒーの味に体調聞いてみる

コーヒーの癒やし効果のある苦味

子が風邪をまだ引かなくて平和です

極楽の下見この世でしてみたい

ここで絶ちます伝言ゲーム

小言より知恵を絞ってさせる家事

心ウキウキ膨らむ夢の片想い

心にも目にもやさしい葉のみどり

子育ては手間暇をかけ愛をかけ

子沢山すぐに比べてしまう癖

こだわって料理作ればまた批判

子と共に育つつもりで親になる

琴の音を聞けば心もお正月

言葉にしてくださいあなた見てみたい

断れない作り笑顔がハイと言う

子に見せる字は読めるのが基本です

子の結婚反対なんて出来ません

この恋に夜明けはないと知る二人

娘の恋を我が身に重ねつい祈り

子の受験控えて他に欲はない

子の世話も炊事洗濯飽きました

子の為と縮む寿命にした覚悟

この時が終われば明日が見えてくる

・娘の部屋も出入り自由なオスの猫

子のやる気消えないうちに済ませます

ご無沙汰を優しく詫びる年賀状

児を泣かせ自己満足のボランティア

こんにちはおはようとだけ鳴くインコ

コンビニの君の笑顔に会いに行く

コンビニのレジの前には年賀状

パート3 さ行


さあ今だ行くぞ駆けるぞ雨上がり

最後にはやはりお金の話です

サイコロに今日の運命任せます

先はどうあれ幸せ色の空がある

咲く梅に過酷冷たい重い雪

桜吹雪何でそんなに散り急ぐ

定まらない心でいつも揺れている

寒さ耐え伸びる新芽がいとおしい

さよならを笑顔で言えるそんな年

さらけ出し見られて困る物もない

三角四角丸くなってくおでん鍋

三度目で約束果たす日曜日

散歩とご飯以外小屋から出て来ない

三割増し撮れなきゃ良いと言えません


幸せが次の不幸を気にしてる

幸せな姿見つめて描く夢

幸せをだるまに込めて祈ります

時差に慣れ食事もすぐに慣れました

・持参した本は睡魔に奪われる

自然の中人の心を取り戻す

自宅では寝てる夫の仕事好き

七五三参りのあとの蕎麦の味

七人の敵から解放される家

失敗を慰めながら生きている

詩に命与えたような書の力

死ぬ時はきっとあなたを許します

自分らしく生きてライバルなどいない

四面楚歌希望の星に見離され

しみにしわ負けるものかと若作り

写真から元気なパワーあふれ出す

週一のヨガは近頃さぼりがち

十二月の務めを果たすカレンダー

受話器ガチャ磨きかけてた歯をみがく

成就などするはずもない恋に落ち

食卓にニンニクばかり並べられ

食欲不振やさしい梅に助けられ

しわも増え年を重ねた今がいい

新ウイルス見えない敵にただおびえ

・信号が青なら乗れる終列車

人生の途中でプラン立て直す

人生はいいものですねいい出会い

死んでもいい優しい言葉聞けたから

新芽出すことを誓って枯れていく


末っ子は聞くのも得意母のグチ

過ぎた過去引き出し息子責める父

好きな酒飲めば寿命も長くなる

好きなのは自然と愛と勇気です

涼しさの後の残暑は身に堪え

捨てられる日が来るまではまた仕舞う

素晴らしい出来栄えですね花と蝶

素晴らしい人ね不快にさせないで

擦り寄られ頭なでてる猫嫌い

座ったらもう行く気ないウォーキング


セーターがまだ着れますと伸びている

戦争はしているけれど子は入学


掃除する気力寒さに奪われる

その先を夫婦で見てる違う夢

・空たどり会いに行きたい今すぐに

パート4 た行


体格は良くても小二ママが好き

第三者になって自分と向かい合う

台風一過安全の旗ひらり揺れ

台風一過除菌除菌と陽に当てる

台風が梅雨追い越してやって来た

高い位置のシナリオ低く書き換える

ただ信じ見守る妻を演じてる

頼む時だけは子供になってる子

頼んだはず回覧板はまだここに

旅人に連れて行ってと鳴いた猫

食べて寝てしゃべり忘れた嫌なこと

たまねぎがまた泣かせたと誤解され

・誕生日似顔絵パパに丸をつけ


父と子が長さ競って取るススキ

中八でないと想いは語れない

ちょっぴりの秘密の中にある平和

散る桜見終え家まで千鳥足


疲れてるあなたにそっと雨の音

使われてないのじいちゃんその漢字

・作るより早いホカ弁待つ時間

妻病んで夫慌てて舟を出す

梅雨明けを待ってましたとセミが鳴く

摘んだ花母に差し出す子の笑顔


テーブルで愛想振りまく柿ふたつ

敵だとはまだ気付かずに登る蟻

手づくりはお金かかるが愛がある

出る杭も収め広げた家族の輪

照る空を仰ぎ紫陽花雨を待つ

手をつなぎ月を見ながら帰る道

電話中思い出そうと上の空


・遠回りしようと犬にせがまれる

時経てば住めば都になる世界

・時を待ち花は迷わず開花する

ドクダミを美味いと夫生で食べ

どさくさに彼も誘ってクリスマス

年いくつになっても若い頃のまま

どしゃ降りに二の足踏んでいる心

飛び立った鳩が落とした羽根ひとつ

友だちには親の自慢もしている子

友達の前で息子はいい笑顔

取りあえずネコの話題で場を収め

鳥達にあとはやるよと残す柿

どんな日もボクの心の空は青

パート5 な行


流れ星去ってため息一つする

何もない心に灯しておく明かり

悩みごと全て大きく包みたい

難問に会うとうっかり逃げる癖


憎しみも波に消えてく広い海

入院と知らされ祈る遠い星


脱いで着て温度差なんか負けません


ねえ風邪をうつさないでとおいた距離

猫が来て外に出された植木鉢

・猫の子が親追い越してライオンに

寝不足でまだ体温が上がらない

パート6 は行


ハガキ来て増えた私の宝物

恥かいて恥かいてまだ生きている

初夢をまだ見ないまま二日過ぎ

・鳩を追う遠いあの日の善光寺

花開き心ウキウキ宙を舞う

花の色に引けをとらない葉の緑

バラ色のプランでひとつトゲもある

春風のいたずら花粉連れて来た

春の陽が干した布団に入り込む

春を待つ身には嬉しい花便り

半袖で風邪引いたのと笑ってる

反論のその先にある仲たがい


美女三人モテた貴方のいい笑顔

日溜りで仲良く猫が憩う春

左肩にいつもバッグをかける癖

人ごとと見てるあしたはわが身かも

人それぞれ違う心で生きてます

人と居る鹿にとっては鹿の町

人は人比べないから悩まない

・ひとりで行けるうちに病院行って来る

秘めている男ポツリと言う重み

百円であ〜潤いのある暮らし

病気した時がチャンスと食べさせる

病気することも出来ないなんて主婦

病気にもなれない主婦という仕事

秒針がコチコチ今朝は自己主張

陽を浴びて我が物顔の柿ひとつ


不況風明日は我が身の風が吹く

二つ目の首輪ネコにはきつくなり

ブドウだって喜ぶだろと種も食べ

振り向いて欲しいと願う葉桜よ

ブロッコリー青々湯気といい笑顔

降る雪があばら家だけに美しい

分岐点立って人生迷う春


・平凡な中に一羽の青い鳥

下手だけど私の歴史一ページ

・紅さした娘の手を引いて善光寺

ベランダでわびしく光るたばこの火

弁当は持ったし今日も学校へ


欲しいのはやさしい君の笑顔です

蛍見たあの日のことは忘れない

骨折れてあると知らせてくれた足

褒められて尚美しく咲いたバラ

誉められてまだ続いてるこの元気

パート7 ま行


・マイナスイオンの中で悩みは打ち明ける

前向きに生きて何でも良しとする

蒔かないと芽が出ないから種を蒔く

・孫の守り卒業したら猫の守り

まだ居たの息子鏡をまだ見てる

まだ夫諦めないで言う文句

また刻む地球の歴史一ページ

まだ夢は追い続けると笑う皺

松葉杖忘れてないか確かめる

迷ったらあの坊様に聞けばいい

満開の桜も知っている命

満月になってあなたを照らしたい


見送ってホッと一息お茶を飲む

磨いたらピカピカ靴も踊りだす

水やりができる範囲のお付き合い

見た夢が幼い娘こわがらせ

見ていない聞いていないで世を渡る

見ていない振りも優しいお月様

緑色が似合うと聞いたおさげ髪

皆いい人ばかりで鍵をかけ忘れ

見守ってただ祈るしかない入試

見る度にきれいになって離れてく

みんな居てそして私の今がある


目を閉じればいつでも若い母(父)が居る


もう燃えるローソク尽きて母(父)は逝く

パート8 や行〜


焼きたいが焼いちゃいけないおせっかい

焼き餅を焼いてみたくて種探す

約束は果たせぬままに夢を追う

優しさがいっぱい並ぶ子の手紙

山や谷越えて憩える定年後

山を越え晴れて入学式臨む

病む体に平均寿命まだ遠い

やる気ある私とやる気ない体


優劣なく競うことなどない平和

雪かきもお遊びになる小さな子

ゆく年よ静かに時は流れます

指を折り見様見真似の句を作る

夢ひとついだいて飛んだシャボン玉

夢を追いシャッターチャンス逃さない

ゆらゆらと揺れてジャガイモたちの旅


良いところあって嫌いになれません

良い年よきっと私は忘れない

よく動く人の話で目が回り

よくだなあ鉄アレー持ち歩く人

夜桜と薄っすら残る山の雪

装ってリースも聖夜待ちわびる

夜の空願いかなえる星が来た


来年の同じ日揚がる花火待つ

楽をして美食いつかは払う付け


リンゴだと君が教えてくれた花


類似点別れて気付く元夫婦


我がことのように喜ぶ友がいる

わがままを聞いて大きく包む家

分からなきゃいいかななんて揺れている

和式トイレがアキレス腱を強化する

忘れられる前に父の日言っておく

私だけ堪え切れずに衣替え

私とは違うあなたのはかり方

私の絵頬に落書きしたの誰

輪の中の隙間へ上手く入る人

2022年12月更新



☆川柳の小部屋

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