蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 詩の小部屋 

風香の詩1のパート10

*君の幸せ


遠く離れた
場所に住む
顔も知らない
君だけど
願っています
幸せを
どんなふざけた冗談も
「ふざけんなよ」と
笑い飛ばしちゃう
君が好き
君の幸せ
私はずっと
祈っています

2002年06月14日

*優しい義母(はは)


両親も兄も祖母も
いつも私のことを
考えてくれていた
学校でも職場でも
意地悪をされたと思うことは
なかった
意地悪な人と思うことなど
まるでなかった
それは私にとって
当たり前のことだったから
だから驚いてしまった

夫と結婚して
夫の母と暮らすようになって
「どうして?」
「どうしてなんだろう?」
そんな我慢
ストレスの連続
しかし不思議なもの
一緒に暮らし始めて
十年過ぎた頃から
気持ちも状況も
変わって来た

主人ともめることがあっても
そのぐちを唯一聞いてくれるのは義母
「しょうがないね がまんしてね」と
慰めてくれる優しい義母
我が家は義母がいてくれるから
主人と私の仲もうまくいく
子供達にとっても
義母は大切な存在
いつまでも長生きしてほしいと
心から思っている
意地悪な人と思ったことが
まるで嘘のように
義母は仏様のように
優しい

2002年06月14日

*私の詩は私を越えて


あの時あの詩が
出来なければ
私の人生は
違っていただろうか?

平成十二年十一月のある夜のこと
床についてから
たまたまふと浮かんだ言葉
寒かったので
それを書き留めようか
ちょっとためらいながら
思い切って起きて
メモをした
もしかしたら
生まれて来ることなどなかった詩

人の目に触れ
私を越え
今では「付いて来いよ」と
言わんばかりに
私の前を走る
この詩にしがみ付きながら
付いて行く私
メルマガを出した
ホームページも開いた
本を出してみたい?
おとなしい私に?
一体君は
何をやらせる気なんだい?

2002年06月14日

*みいちゃんのグラグラの歯


「歯がこんなにグラグラするの」と言いながら
歯を見せに来た娘
「もう少しグラグラになったら
糸で縛って抜いちゃえばいいんだよ」と話すと
恐がりの娘は「エー恐―い」と悲しげ

しばらくして
もっと歯がグラグラになった時
「恐い恐い」と言いながらも
抜いた方がいいと納得した娘
早速糸で縛ってちょっと引っ張ると
歯は簡単に抜くことが出来た
またしばらくして
もう一本抜いた

また違う歯がグラグラして来たある日
小学校から跳んで帰って来た娘が
目を輝かせて
「ゆきちゃんの歯がね
学校で自然に抜けたの
みいちゃんもこの歯
自然に抜けるまで
このままにしておくよ」

しばらくの間
グラグラの歯を
思い切り揺らして
「こんなに動くようになったよ」と
何度も何度も見せに来ました
もうすっかり歯が傾いた朝
「自然に抜けたよ」と
今度は抜けた歯を持って見せに来た
何かをやり遂げたような
爽やかな笑顔で

2002年06月14日

*許して下さい


ハッピーエンドが
好きでした
いろいろあっても
最後には幸せになれる
今もそれは変わらない
誰もが幸せで
あって欲しい
悲しい思いをしている人を
見るのは辛い

そんな私は
ふざけるのも好き
誰もが
幸せであることを
望んでいる私だから
心にもない冗談が
言えちゃうんだけど
傷つけちゃったら
許して下さい

2002年06月14日

*明日からきっと


一緒になって
カリカリしては
ダメダメ
私は私
マイペース
マイペース
相手が不愉快そうに
しているからって
私までブスッと
することは
なかったんだよね
私まで暗くなることは
なかったんだよね
今までどうして
こんな簡単なことに
気付かなかったんだろ
明日からきっと
また明るい家庭になる

2002年06月14日

*若い二人


散歩の帰り道
一つのボールを蹴りながら
歩いて行く若い二人と
すれ違った
Tシャツとジーパン姿の
男の子が蹴ったボールを
Tシャツにハーパン姿の
女の子が足で受け止め
「ヘタクソ」とポツリ
その一言が何だか微笑ましくて
二人の姿を目で追った

そして信号を渡り
ライトアップされた歩道を
歩く二人の姿が
弾むボールの音と
楽しげな声と共に
次第に遠退いて行った
女の子の「ヘタクソ」と言った言葉だけが
さっき聞いた声のまま
私の耳にいつまでも
聞こえて来るような気がした

2002年06月14日

*みんな一人でいい


「双子だったら
良かったな」と
残念がる末娘
「二人居たら可愛いね
でも みいちゃんが
二人もいたらお母さん
困っちゃうよ」

「それじゃー
たけ兄ちゃんが二人は?」
「ダメダメ
あんな人が二人もいたら大変!」

「もと兄ちゃんが二人は?」
「ダメよ
一人だけでも困っているのに」

「あんちゃんが二人は?」
「ダメダメ
もう一人で十分!」

「じゃーお姉ちゃんがふたりは?」
「う〜ん そうだな
お姉ちゃんはしっかりしてるから・・・
でもやっぱりダメ
お姉ちゃんも一人でいい」

みんな一人でいい
それぞれの個性を持った
大切な一人一人だから

2002年06月14日

*母


いつもよく働く母でした
それでもどうしてもっと
家の中きれいにしないのかな?
何でもっとテキパキ動かないのかな?
そんなふうに思えた時期がありました

今になって
ようやくわかってきたその疑問
仕事がいっぱいあり過ぎて
とても毎日家の中を
片付けることなど
できないということ
手を抜いていけるところは
抜いていかないと
とても体が持たないということ
若い時は元気でパワーがあるけど
年々そのパワーが
衰えていくということ

母は
七十をとっくに過ぎてしまったけれど
「足痛い腰痛い」と言いながら
相変わらず体を動かしている
本当に偉いなと
ただただ感心する
いつも周りのことばかり
心配している母に
「みんな自分のことは
自分で出来るんだから
もっと自分のことを大切にして」と
言うんだけど
相変わらず人の心配と
人の世話に追われている

2002年06月14日

*ゴミ出し


プラスチックのゴミ出しは
今年から小学校に通い始めた
みいちゃんの仕事

何回目かのゴミ出しをしていたある日
近所に住む
小学校の校長先生も
同じクラスの仲良しのけんちゃんも
お父さんと一緒に
ゴミ出しに行くところでした
そして四人で一緒にゴミ出し

その時校長先生は
「今日は校長先生のお話をする日だから
二人がゴミ出しのお手伝いをしてくれたことを
お話するから」とおっしゃって下さったそうです

約束通り校長先生は
「今日ゴミ出しに行ってくれたお友達手を挙げて」と
みんなの前でお話して下さったそうです

翌朝六時過ぎに
けんちゃんから電話がありました
「今日は缶とビンを出す日だから
何時に行く?」と
校長先生に誉められた二人は
「一緒に行こう」と約束をしていたのでした
六時五十分の待ち合わせ
両手に下げられるように
軽い缶だけを二つの袋に入れて持たせてやりました

今週もまた約束の時間を待って
喜んでゴミ出しのお手伝いを
してくれることでしょう

2002年06月14日

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