蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 詩の小部屋 

風香の詩1のパート5

*明るくしたい


暗いなら
明るくしたい
悲しいなら
楽しくしたい
悪い中にある
良いことを
見て生きて行きたい

不幸だと思うことが
不幸であって
不幸と思わなければ
不幸のように
見えることでも
不幸ではないと思う

平和な日本に
住んでいて
幸せだから
だから言えることかも
しれないけれど

2002年06月14日

*心に輝く星


私はあなたを知ったから
心に輝く星が
また一つ増えました

出逢いとは
奇跡

この時代を
共に生きることでさえ
奇跡なのだから

ただすれ違うことが出来た
ただそれだけでも
とんでもない奇跡なのだから
そしてそれは
素晴らしい出逢い

心に輝く星が
また一つ
そんな出逢いがうれしくて
何故か心もあたたまる

2002年06月14日

*紅葉


数日ぶりに車を走らせると
山の紅葉も一段と進み
私の目を楽しませてくれた
心に染み入るような見事な美しさ

帰りも
来た道を走らせながら
紅葉を眺める

今度は行きとは違うことを考えていた
こんなに美しい紅葉なのに
このあとやがて訪れるのは落葉
最後の力を振り絞って燃え
そしてやがて燃え尽きるのかと・・・

新芽が出るところから始まり
花が咲いて、実を付け、紅葉して
やがて落葉
どこか人間の一生と似ている

花が咲いて、実をつけるのは
子孫を残す為
紅葉は今まで生きて来た自分を
すべて出し尽くしている集大成

人間として
一番素晴らしいのは
この時期なのかも知れないと・・・
そして「これが私なんだよ」と
周りの目に焼き付けて
やがて枯れて行く

来年の新芽はきっと
人が生まれ変わる時かも知れない

2002年06月14日

*修学旅行


中学三年の長女が修学旅行に行く朝
まだ五歳だった次女は
お姉ちゃんを見送る時に
「お土産買って来てね」と
ニコニコしながら
一円玉を二つ差し出しました

その二つの一円玉を見たお姉ちゃんは
飛び切りの笑顔で
妹のうれしそうな顔を見つめながら
お金を受け取り
そのまま
「行って来ます」とだけ言い残して
関西へと旅立って行きました

そして妹に
五百円の小さな小さな
とてもかわいらしい
鹿のガラス細工を
買って来てくれました

2002年06月14日

*ホームページ


フロッピーという
暗い倉庫の中で
静かに眠っていた
私の作った
詩や川柳君たち

突然
ホームページという
華やかな場所に
連れて来られて
心ウキウキ
心ワクワク
心ドキドキ

ちょっと
浮かれて
ちょっと
緊張気味

脅かさないように
そっと静かに
のぞいてやって下さい

そして
また時々
遊びに来てやって下さい

2002年06月14日

*心


相手の人は
何とも思って
いなかったかも
知れないけれど

返された言葉に
「ハッ」っとする瞬間

近くに居ても
心は離れて行く
心が離れて行くのを感じる

数日すると
離れた心が
また近づいて行く

これを何度となく
繰り返しながら
今日もまた
私は生きて行く

2002年06月14日

*誰かの為に


誰かの為に
時間を使ったら
今まで失敗に
使っていた時間が
なくなるのかも
知れない

誰かの為に
お金を使ったら
喜んで貰えた
その分の喜びが
与えられるのかも
知れない

誰かに
幸せをあげたら
幸せにして
あげられた分だけ
幸せになれるのかも
知れない

自分の時間も
大事だけれど
少しだけ
喜んで貰えるように
人に分けてやれたら

自分のお金も
大事だけれど
少しだけ
募金箱に
「チャリ〜ン」なんて

自分の幸せも
守らなければ
いけないけれど
少しだけ
分けてもいいかな

2002年06月14日

*私と詩との出逢い


私が詩を作るようになったのは
産経新聞の朝の詩に
読者の投稿した詩が
載せられていたからです

まさか自分の詩など
載せて貰えるはずはないと
思いながらも
それでも
もしかしたらと
少しだけ期待して・・・

やはり少し前に
産経新聞に載せて頂いた
川柳と同じようにして
見よう見真似で
自分なりの詩を作り
送ってみました

しかし
一ヶ月過ぎても
私の詩は載っていません

半ば諦めていた頃
私の名前と
私の詩を見つけました
「体の存在」という詩です

初めて作って
送った詩が
載せて貰えたのです
とっても感激しました
平成九年
七月十九日のことです

それからは
また載せて貰えるかも知れない
そんな思いで
時々詩を作っては
時々間を空けながら
投稿しています

2002年06月14日

*くいちがい


「この緑のがね」と
笑顔で話す私に
「これは青よ」と
ひとりが言いました

でも「これは緑よ」と
また私が言うと
「これは青だわ」と
またひとり

「でも緑だわ」と私は
消えそうな声でポツリ

本当は青かも知れない
「やはり青」と言えば
良かったかも知れない
でもいくら見ても
緑にしか見えない私

私と同じように
緑に見える人に
会いたい

2002年06月14日

*もっとやさしく


いつまでも
私の心から離れない

何をやってもいいの?
何を言ってもいいの?

傷ついた娘さんを
思いやり
心を痛める
あるお母さんの
悲痛な叫び

何をやっても
いい訳なんかない
何を言っても
いい訳なんかない

人の痛みを分かる人が
多くなれば
人にも地球にも
やさしくなれるのに
いい世の中になるのに

2002年06月14日

・・☆


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