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風香の詩2のパート6

*与えられたもの


苦しいことがあるのは
人の苦しみが分かるようになる為
悲しいことがあるのは
人の悲しみが分かるようになる為
病気になるのは
人の病気の辛さが分かるようになる為
失敗をしてしまうのは
人の失敗を許せるようになる為

苦しい思いをしたり
悲しい思いをしたり
病気になったり
失敗したり

必要だから
与えられたものなのかなぁ〜
不必要なものなんて
何もないのかも知れない

2002年11月10日

*行ってみたい


いつかきっと
行ってみたいな
遊園地
見知らぬ人の
中にとけ込み
二人だけの世界

いつかきっと
行ってみたいな
あの海へ
思い出たどり
季節外れの
二人で行った海

あの海へ
もう一度だけ

2002年11月10日

*うちの子


お父様似で
みんな頭は
いいんだけれど
どういう訳か
母親に似て
みーんなみんな
怠け者です
うちの子は

出来るはずだと
思っていたら
とーんでもない
大間違いで
取って来たのは
ひどい点

長女だけは
かろうじて
怠けてるのに
たまにちょっぴり
いい点見せて
くれるんですよ
ただそれだけが
救いです

2002年11月10日

*猫のミーコちゃん


我が家で初めて飼った
オス猫のミーコちゃん
三男が拾って来て
三男が名前を付けた
その名はミーコ

我が家には
小学生が四人いて
みんながミーコちゃんを大好きで
みんなが抱っこしたくて
「お母さん 猫四ひき飼ってよぉー」って
まるでおもちゃを四つ買うみたいなことを
言ってたよね

ミーコちゃんが
我が家の一員になって
急にアルバムの写真が増えたよね
子供達のそれぞれのアルバムには
ミーコちゃんの写真ばかりが貼られて
子供達と写った
ミーコちゃんの写真をシールにもした
五番目の子が生まれてからは
この赤ちゃんの枕にされていたミーコ

ミーコちゃんが
天国に行く数日前の元気な写真は
五枚焼き増しして
子供達のアルバムにそれぞれ貼った

我が家のアルバムは
今でも元気なミーコちゃんの写真でいっぱい

2002年11月10日

*輝く星


夏の夜
初めて見た君の目は
輝いていた
だけど
どこにいても君は
輝いているんだね

今まで思い出せなかった
どこかで見たことのある光景
やっと思い出せたよ

よく晴れた夜
空一面に
キラキラ輝く
沢山の星
その中でひときわ
輝いている星

そうだよ 凌
君はちょうどあの星に
似ているんだよ

2002年11月10日

*娘の運動会


いいお天気に恵まれた

待ちに待ってた運動会

いつもいつもの土曜なら

お弁当作りはお休みで

のんびりのんびり朝寝坊

だけどだけど今日は娘の運動会

朝も早よから大忙し

楽しみにしてるお弁当

いつもの二倍の手間をかけ

「いってらっしゃい」と見送ったら

掃除洗濯ささっと済ませ

私も朝から応援だ

2002年11月10日

*みいちゃんの描いたママ


小さいころからみいちゃんは

お絵描きするのがだ〜いすき

おこってばかりのママだって

みいちゃんが描いたら

ニッコリママのできあがり


小さいころよりみいちゃんは

ママの絵じょうずになったよね

ずんぐりむっくりママだって

みいちゃんにかかれば

素敵なママに大変身

2002年11月10日

*犬の知恵 


いくら毎日つながれていて

暇だからって

こんなに穴掘っちゃって

さぞかし大変だったろうにねぇー


暑くなると始める恒例の穴掘り

我が家のワンちゃんのお仕事

そこにスッポリ入っちゃってるところが

なんともユーモラス

九月になって

大分凌げるようになったけど

こんな暑い日は

まだまだ愛用できるよね

2002年11月10日

*友人へのメール「上の娘」


本当はね
娘は違う高校に行きたかったんですよ
○大の付属高校
でもそこに行ったら
おそらく大学へ
そのまま進んで行くことになってしまう
私立から私立では
経済的な理由もあるしね

それで娘には
家から近い公立をと思っていたんだけど
元々ここは
娘がもっとも嫌がっていた高校でした
それでも受けたからには
受かりたかったことでしょう

いつもいい子の娘でした
「絶対にここじゃなきゃっ」て言われたら
こちらの方が妥協したはずでした
でもこの娘は
そこまでは言わない

昨日下の娘とこの娘を連れて
お買い物に行ったんです
下の娘は
結構我がままで
上の娘のように
「ダメ!」と言われてすぐには引き下がらない
当然頑張られるから買ってしまう

上の娘は
小学校の卒業式に着たい服があったらしいんですね
でも「これでいいでしょ?」と言われて
「嫌!」とは言えなかったんだと言っていました
もうあの時は「ぐれてやろうかと思った」って
半分は冗談でしょうけど(笑)
昨日その話を聞くまでは
そんなふうに思っていただなんて
ちっとも気付かなかったんですよね

本当はこんなに我慢させては
いけなかったのでしょうかね

2002年11月10日

*みいちゃん


みいちゃんは
どのおともだちのところでも
じぶんで でんわをかけるのに
はずかしくて
かけられないところがある
「おかあさん でんわして」という
そのばんごうは
ちゃ〜んと おぼえているのに

いえをはなれてくらしている
いちばんうえのおにいちゃんが
つれてかえってきてくれた
インコのキャンディーを
「りょうちゃんに みにきてもらうんだ」と
いいながら
しょうがっこうであっても
けっきょくいえないまま
ひはすぎて

キャンディーが
あとすうじつで かえってしまうというひ
「りょうちゃんに でんわして」と
みいちゃんはたのみます

でんわしたら りょうちゃんは
まだがっこうから かえってきてなくて
りょうちゃんから でんわがきたのは
もうおゆうはんのころ

りょうちゃんは
がっしょうだんに はいっていて
しょうねんやきゅうにも はいっていて
いそがしくて
キャンディーを みにくることが
できませんでした

りょうちゃんに
キャンディーを みせられなくて
おにいちゃんも キャンディーも
かえってしまって
みいちゃんは
ちょっぴり
しょんぼりしてしまいました

2002年11月10日

・・☆


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