蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 詩の小部屋 

風香の詩2のパート7

*私は信じている


人間てね
自分の思い描いた通りに
生きられるんだ
今が不幸であっても
先はきっと明るいはずだと
そう信じて生きるんだ

夫と結婚して
もめたこともあった
義母は今 
仏様のように優しい

息子が突然「高校やめる」と言って
高校に行かなくなった一年の夏休み明け
私は正直どん底だった
それでも
一日一日を無事に過ごしていたら
必ず先は明るいはずだと
それだけを信じて
息子を高校まで送る途中
漫画本を一冊買ってやり
「今日一日とにかく頑張りなさい」と
祈る思いで励ました
そんな日が何日も何日も続いて
息子は今 大学二年
家を離れて寂しいながらも
快適な一人暮らしをしている

結婚する前 
「子供は五人欲しい」と言った夫が
突然「四人でやめだ」と言った
私はそれでも
どんなことがあっても五人だと
決して諦めることはなかった
四番目の子が産まれてから
八年の歳月を経て
生まれた五番目の子は今
七歳になる

反抗期の息子が
私の注意することに腹を立て
「うるせー」と怒鳴ったり
壁にこぶしをぶつけることがあっても
私は信じている
本当はこの子は優しいいい子
きっと大丈夫だと

今も信じている
どんなことがあっても
先は明るいはずだと
私はそう信じて
今日も祈ります
みんなの幸せを
みんなが幸せであることを祈ります
そして自分の描いた夢に向かって
今日も一歩だけ進みます
良い方に向かって

2002年11月10日

*母


母は私を責めることはなかった

いつも私の心配ばかりしていた

そんな人はこの世の中に

たった一人しかいない

それは私の母だけ

もうすぐ

成人式を迎える息子を持つ年になって

やっと気付かせてもらえたこと


一方通行のような

深くて大きな母の愛

今度はしっかり受け止めたから

私の気持ちも送りたい

2002年11月10日

*大切なもの


本当にこれは
ここだけの話です
もう二十年以上前のことだから
時効なんですけどね

結婚して数ヶ月が過ぎた頃
私のお腹には長男が居て
初めて体験するつわりに
心も体もパニック状態だったある日
夫の母と
ちょっとしたことでもめて
家を出たことがありました
家を出るからには
離婚の覚悟もしていた
そのはずだったのに
家を離れ
夫と離れてみて
夫と一緒じゃないと
居られなくなっている
自分に気が付いた
一緒にいる時は
ちっとも気が付かなかったことなのに

大きくなった子供達に
大変なことでも打ち明けるように
思いきってその話をしてみると
「実家に帰らせていただきます」なんて
どこにでもあることじゃないと笑って
取り合ってもくれなかった
なあ〜んだ
そんなに些細な出来事だったんだ
今まで背負って来た荷物を降ろすように
私の心はこの日から軽くなった

2002年11月10日

*大人は大きくなった子供


年はあってないようなもの
関係ないよね
子供は思ったことを
そのまま態度に表すことが出来る
だけど大人は理性が働いて
心を剥き出しにはしない
周りのことや
相手のことも考えて
行動する
思っていることを
そのまま態度に表すことは
恥ずかしいことだと
自分を抑えてしまう

本当は大人になっても
気持ちはちっとも変わってないんだよね
大人は大きくなった子供だから
いつまで経っても
思いは一緒
子供も大人も

2002年11月10日

*天秤


これから実験を始めます

大好きなことと

大嫌いなことを

天秤にかけてみましょう

さあ どちらが重いでしょう?


どちらも同じ重さなら

しばらく様子をみましょうか?

何日かして

もう一度量ったら

今度は違っているかも知れません

2002年11月10日

*凌ちゃんが指揮する鼓笛隊


新しい橋が開通するという日
小学校六年生がやっている鼓笛隊を
出して欲しいとの要請があったと
地域公開参観の日
校長先生よりお聞きした

家に帰って
娘にそのことを話してから
「お母さん 凌ちゃんの写真撮りに行かなきゃ」と言うと
娘もすぐに「みいちゃんも見に行く」と言う
「うう〜〜ん 一年生はどうかなぁ〜?
それにその日は普通の日だから学校もあるしね」
娘は「学校休んで見に行く」と譲らない
「先生も行っているから
休んだらバレちゃうよ」
すると「みいちゃんは小さいから
年中さんぐらいにしか見えないから
お母さんにおんぶしてれば
分からないよ」とまじめな顔で言う
私も母親らしく「ダメだよぉ〜」と言うと
「みいちゃんが見つけた
凌ちゃんなのに
お母さんだけ見に行くなんてずるい」と言って
とうとう怒りだしてしまった

いつも凌ちゃんのこと
「アイツなんか嫌いだ」って
言っているのに
おかしなみいちゃん
鼓笛隊の先頭に立って
指揮をする凌ちゃんの姿
嫌いなアイツでも
見たくなっちゃうのかなぁ〜

2002年11月10日

*振り返る


生きている者は
今を生きることに
精一杯

だけど時々
立ち止まり振り返る
ことがある
懐かしい想い出に
浸りたくなる
ことがある

一時想い出に
浸ったら心に
仕舞い込む

そしてまた
現実に戻って
行くのです
前だけ見てまっすぐ
まっすぐ進んで
行くのです

2002年11月10日

*おりがみ


息子を送った帰り道
急に髪が切りたくなって
美容院に駆け込んだ
ここの名前は“おりがみ”
始めて来たのは
末娘がまだ私のお腹にいた頃
その娘も七歳を迎えた

ここには
可愛いワンちゃんがいる
そして
“おりがみ”の名前にふさわしい
優しい美容師さん

美容院を
“ここ”と決めていない私は
思い立ったらどこの美容院でも
飛び込んでしまう
そんな私を
いつでも優しく迎えてくれる美容院
あれから何年も過ぎてしまった今でも
相変わらず初々しい笑顔で

そして相変わらず
元気な姿で
出迎えてくれる
可愛いワンちゃん

2002年11月10日

*たねやんの写真


いつも素晴らしい写真を
ありがとうございます
私のホームページのタイトルが
「風香の蝶の舞う丘」でしょ?
だからずっと蝶へのこだわりがありました
蝶の写真が欲しいなということ
蝶の川柳とか詩が欲しいなっていうこと
でも ちっとも浮かんで来なくて・・・

私は家に来るアゲハチョウを撮って
ホームページに載せたいと思っていました
でも それが撮れなくて
でも 撮れなくて良かった
私が追い求めていた蝶は
あんな立派な蝶ではなかったんです
普通の小さな蝶
たねやんの撮って下さった蝶は
ちょっとそれとは違っているけれど
でも 私の子供の頃に好きだった蝶にどこか似ている 

「蝶」の詩は
下手な詩ですけど
私にとってはひとつの大切な想い出
たねやんがあの蝶を撮らなかったら出来なかった詩
心の奥に仕舞っておいた想いを
言葉にして残すことが出来ました
「たねやん ありがとう」

あなたの作品は
これからも多くの人の心に
多くの影響を与え
いつまでも心に残ることでしょう

2002年11月10日

*蝶


人間て
不思議だね
何十年も
過ぎてしまった今でも
感動した時の場面は忘れない
あの日の映像が今もはっきり浮かぶ

長い長い冬が過ぎても
まだまだ寒さが残る信州の春
急に温度が上がった昼下がり
暖かな陽射しに誘われて
舞う蝶を見つけたのは
まだ私が
小学校の低学年の頃だった
蝶が春を運んで来たようで
私の心も舞っていた

子供の頃に見た
あの蝶は
今も私の心の中で舞う

2002年11月10日

☆詩の小部屋「風香の詩」

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