蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 詩の小部屋 

風香の詩4のパート10

*暖かな日溜りの中で


十一月の終わり
良く晴れた日
家の中から見たお庭は
暖かそうだった

暖かそうなお庭に
一歩出てみると
そこは
見た目とは
違っていた
空気が冷たい
そこに吹く風は
もっと冷たい

私はあわてて
家の中に入って
暖かな日溜りの中で
もう一度
お庭を眺めてみる
やはり
暖かそうに見える

暖かな家の日溜りの中
私の目に映る
何もかもが
やさしくて温かい

私はやはり
そう思っていたい

2004年02月01日

*小さな妹


小さな妹は
生まれた時から
いつも
お兄ちゃんといっしょ
お兄ちゃんが
お友だちの家に
行ってしまうと
ひとりぼっち
お兄ちゃんがいないと
たいくつで
さみしくて
つまらなくて・・・

ある日小さな妹は
お兄ちゃんが
お友だちの家に
遊びに行く時に
いっしょに
ついて行くことにした

お兄ちゃんは
お友だちと
遊んでばかりいることもあるし
意地悪することもある
それでも
お兄ちゃんと
いっしょがいい

2004年02月01日

*メール


一日二十四時間
メールで
いつでも
私の心を
伝えることができる

遠く離れていても
あなたは
いつでも
ここに居る

地球の裏側だとしても
あなたは
いつでも
ここに居る

生きてさえいれば

2004年02月01日

*可愛い二人


男の子も
女の子もなく
お友だちと遊ぶのが
何より楽しい
みいちゃん
小二の秋

今日は
男の子のお友だちが
泊まって行く

「男連れ込んでるのか〜?」と
会社から帰って来た夫は
また前と同じことを言って笑ってる

八時が寝る時間の
みいちゃんは
お友だちと一緒に
八時には「おやすみなさ〜い」

寝る時間が早いと
起きるのも早い
お休みだというのに
六時には
二人して
もう起きて来た

冗談にも
「新婚さんのよう」と言うには
ちょっと早過ぎるかな?

朝から
何だか楽しそうな
可愛い二人

2004年02月01日

*飴


「よぉ〜し
絶対噛まないぞ〜」と思って
なめ始めた飴なのに
やはり途中で噛んでしまった

「今度は噛まないぞ」と
二つ目の飴を
なめ始める

やはり
噛みたくなる
無意識のうちに
噛んでいる
何で
なめていられないんだろう
何で
ゆっくり出来ないんだろう

よし、今度こそ
本当に今度こそ
「噛まないぞ」
三つ目の飴を
取り出す

2004年02月01日

*よんが好き


いち、にい、さん、しの
しは
幸せのし

いち、にい、さん、よんの
よんで連想するのは
幸せを運ぶ
四葉のクローバー

今はこんなにも
よんが好き

2004年02月01日

*息子の中学の時の先生


息子はのんびり屋で
マイペース
高校は推薦でと思い立ち
担任の先生に
お願いしたところ
音楽の先生が
息子のことを
教材を忘れていたのに
黙って座っていたことが
三回続けてあったと話した後
「あんなふてぶてしい子は
推薦できない」と・・・

担任の先生は
音楽の先生に頭を下げて
頼んだそうです
「あれはふてぶてしいんじゃなくて
ボーっとしているだけなんだ」と・・・

それから数ヶ月後
息子は無事
推薦入学が決まった

私は忘れない
あの先生のお蔭で
今の息子があることを

2004年02月01日

*お見送り


小学校に入学した息子を
翌日から「行ってらっしゃい」と言って
見送った
それ以来
私の「行ってらっしゃい」と
息子の「行って来ます」は続いた
私が近くにいない時も
息子は必ず「お見送り」と
大きな声で私を呼んだ
「行ってらっしゃい」と言ってやると
安心して出掛けて行った

息子が小学校六年生になったある日
「行ってらっしゃい」と見送るついでに
ちょっとふざけて
「まさか中学生になっても
お見送りをするんじゃないわよね〜」と
息子をからかってみた
それでもやはり
次の日もその次の日も
私の「お見送り」は続いた

やがて春が来て
息子も晴れて中学生
「行ってらっしゃい」と言って
見送らなくても
いつの間にか中学校へと
出掛けてしまっていた

その息子も大学生
今は家を離れて
独りで暮らしている 

2004年02月01日

*チョコバナナサンド


小学校から帰った
みいちゃんと
お友だちの祥吾くん
おやつを作ろうって
ことになって台所へ

レンジで
チョコを溶かして
食パンにつけて
輪切りにした
バナナも乗せて
パンを二つに折って
ハイ、出来上がり

二人で作りながら
考えた美味しいおやつ
名前は
チョコバナナサンド

2004年02月01日

*やさしい人


自分のことも
大事だけれど
相手のことも
考えられる人
好きです

そんなやさしい人が
友だちだということ
うれしいです

やさしい人を
友だちに持つ
わたしは幸せです

2004年02月01日

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