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風香の詩4のパート6

*ゆれている


どうかすると
消えてなくなりそうな
あなた

やさしさだけが
淡い色を
放ちながら
ゆれている
ゆれている
ゆれている

笑顔の裏で
ゆれている




2004年01月31日

*残しておきたい


上手だとか
下手だとか
そんなことは
どうでもいい
その時
その時
私が生きて来た時の
思いを
川柳にして
詩にして
残しておきたい
ただ
それだけ
それだけでいい
それだけがいい

2004年01月31日

*今が一番幸せなのは


今まで生きて来た
どの時よりも
今が一番幸せなのは
わたしが
好きだったことを
やりたかったことを
あなたが
思い出させてくれたから

今が一番幸せなのは
この世でたった一人しかいない
あなたに
巡り会うことができたから

2004年01月31日

*会話


最近二十一年ぶりに
ダルマを作り始めた私に
「いい趣味でいいわね
私はもう目がかすんで
出来ないけど・・・」と
おばあちゃん
「私、このまま続けていたら
八十になっても作っていられるかな〜?」と
独り言みたいに言うと
「私が仏様になって守ってやるわ」と
目をこすりながら
おばあちゃんは言う
何気に話す会話の中にある
温かさが嬉しくて・・・

年々冷えて行くような
夫との会話と
そのバランスを保つかのような
年々温かみを増す
夫の母との会話

冷たい言葉にも
温かい言葉にも
涙がこぼれ落ちる
最近の私

2004年01月31日

*涙の応援歌


君の笑顔の裏にある




涙の応援団


負けないで

負けないで

負けないで

ガンバレ

2004年01月31日

*お薬


o017 お薬


*お薬

悲しみに沈んだ心に
あなたのやさしい言葉は
まるで
お薬みたいに
よく効いて
私はすぐに
元気になりました

でも
お薬なら
もしかしたら
副作用が
あるかも
知れません

2004年01月31日

*必要な時に


必要な時に
必要な人に
出会わせてもらえて
必要な時に
必要な話を
聞かせてもらえるから
悩むこともなく
前に進んで行くことが出来る

今聞いている
この話も
きっと先に行って
困らないように
聞かせてもらっている話

2004年01月31日

*隣には


幸せな暮らしの隣には
悲しみが
苦しみが
痛みが
あなたの隙を狙ってる

不幸な暮らしの隣には
光が
明かりが
ぬくもりが
あなたに手を差し伸べる

2004年01月31日

*秋風


私の心の隙間に
入り込んだ秋風
あなたと一緒に居た時は
すぐに
通り過ぎて行ったのに

私の心の隙間に
入り込んだ秋風
あなたの優しいひと言で
すぐに
通り過ぎて行きました

2004年01月31日

*ヒョウタンからダルマ


「ここに絵を描くといいよ」と
友人から
ヒョウタンを差し出されて
「私、ダルマを作っていたことがあるの
描いてみようかな」と 
受け取った

ダルマを作る材料は
出産を前にして
部屋の片隅から
押入れに
そして物置へと
仕舞い込まれたまま

二十一年ぶりに
ダルマの材料を目の前にして
懐かしがっている私の
背中を押すように
末娘が「早く作ろうよ〜」と
私をせき立てる

足りない材料は買って来て
以前作ったダルマを見ながら
さ〜始めようとした時
ふと、一番古いダルマに目が留まった
手にとって見ると
裏には
昭和五十四年十一月二日
そして 夫の名前と年齢が書いてある
これは
私たちが結婚する二年前
夫の誕生日だ
表には
何て書いてあるんだろう?
商売繁盛と良縁成就
そして 夫の苗字
この時私は
夫と結婚することなど
夢にも思っていなかったはずだ

これまでには
数百個のダルマを作り
友だちにあげたり
作って欲しいと
頼まれれば作ったり
ほんの数個のダルマを残して
みんなあげてしまっていた
いつもいる部屋の
サイドボードに
まだ残っていた数個のダルマ
そのダルマたちの中に
結婚する前に
夫にプレゼントした
ダルマがあったことなど
私はもう
すっかり忘れてしまっていた

2004年01月31日

・・☆


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