蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 詩の小部屋 

風香の詩5のパート5

*望むこと


わたしは
夫に対して
人間を望んではいない
いつでも寛大で
好きなように
させておきながら
ついに困って
「どうしよう」と
相談したら
安心できる
的確な答えを出してくれる人
わたしは
そんな神様に近い人を
望んでいる

わたしがそう思ったのは
「あなたがそういう人になりなさい」と
神様が教えて下さっているからなのですね

2004年02月01日

*大丈夫


どんなに辛かったことも
悲しかったことも
時は思い出と変える
いずれその時は
その記憶さえも
消してゆく
そして全てが
消えて流れていく

どんなに辛いことも
悲しいことも

この時さえ
乗り切ることが
出来たならば
大丈夫
もう大丈夫だから

2004年02月01日

*同じ人


いつになく
電話から聞こえて来る
息子の声は
はつらつとしていた
どうしたのかな〜と
聞いていると
「俺、やっぱ母ちゃんの子だと思ってさ〜」と
何だか嬉しそう
え〜、何だろうと思いながら
黙って聞いていると
友だちのお見舞いに行って
病院で知り合ったおばあちゃんを
家まで送って来たと言う

「そ〜
喜んでもらえることが
嬉しいのよね〜
そうしている自分が
幸せなのよね〜」と
まだまだ話していたい私の言葉をさえぎるかのように
「俺、母ちゃんの子だからわかるよ〜」

自分のことと
自分の身近な人たちのことだけで
精一杯だったはずの息子が
知らない人のことも
同じ人として
考えられるようになって来たようだ

2004年02月01日

*親子


私が物心ついてから
一度だって
私の親から
忘れられたことがなかった
私の誕生日
ずっと忘れなかったのは
私の親だけ

私が親になってから
いつだって
私の子供たちから
忘れられたことがなかった
私が母であること
ずっと慕ってくれたのは
私の子供たち

2004年02月01日

*みいちゃんせんせい


みいちゃんは
小さい頃から
ずっと私のせんせい

お買物に行って
数ある中から選ぶ時
「みいちゃん、どれがいい?」って聞くと
みいちゃんは迷わず
「ハイ、これ!」って
小さなお手々で指をさす
先日も
「みいちゃん、何色にしたらいい?」と聞くと
「黄色に白をまぜるといいよ」と教えてくれた
「みいちゃん、どうする?」って聞くと
みいちゃんは
いつでも即答してくれる
みいちゃんは私のせんせい

時々
みいちゃんに何か頼むと
「自分のことは
自分でしなさいって
いつもお母さんが
言ってるんでしょう」と
注意されることがある
ホントだ
みいちゃんはいつでも
自分のことは自分でしている
小学校のお便りも
「これ、ちゃんと読んで!」と
注意されているのは
母親である私の方

私が頑張っていたから
神様がごほうびにって
みいちゃんを下さったのですね
みいちゃんせんせい
これからも母をよろしく



みいちゃんせんせい(パート2)

お買物に行って
数ある中から選ぶ時
みいちゃん
どれがいい?って聞く
みいちゃんは迷わず
「ハイ、これ!」って
小さなお手々で
指さして教えてくれる
どうする?って聞くと
今でも即答してくれる

頑張っていたから
神様がご褒美にって
みいちゃんを
下さったのですね
みいちゃんせんせい
これからも
母をよろしく

2004年02月01日

*時を待つ


これさえ
解決すれば・・・
そんな悩みを
かかえているうちは
まだいい
その悩みがなくなれば
それに変わる
新たな悩みが
出て来るのだから
与えられた今を
頑張るのが大事
逃げないで
ひとつひとつ
乗り越えて
力をつけて行く
そして
時を待つのだ

2004年02月01日

*子どもの世界


近所に住む
小六のお兄ちゃんが
小二の娘と遊ぶ約束をして
やって来た
娘の同級生の
女の子と男の子も来て
強気になった小二の三人組は
嬉しくて
大きなお兄ちゃんを相手に
暴言を吐く
それを聞いたお兄ちゃん
笑いながら「ころすぞ〜〜〜」と
かわす
今度は
いつもおもしろいことばかり言っている
娘の同級生の男の子
「ころせるものなら
ころして見ろ〜〜
先生に言いつけてやるぞ〜〜」と
こちらも半分笑ってる

パソコンゲームで
盛り上がっている子どもたちを横目に
私も隣でパソコンに向かう
聞くとはなしに耳に入ってくる会話が楽しい
久しぶりだな
こんなに面白かったのは
実に楽しい
子どもの世界

2004年02月01日

*空っぽ


あったこと
気が付いたこと
感じたことを
詩にしたり
川柳にしたりする生活を
数年続けて来た

言葉にして
出してしまったから
軽くなったかと思っていたのに
削除しても
まだ完全に空っぽになっていない
私の心のパソコン

今度は
何も考えず
書き止めもせず
その場限りのこととして
流して
忘れて
私の心の中
空っぽにしたくなった

2004年02月01日

*いつでも


いついかなる時にも
すぐに駆けつけられるように
万全を期しておきたい

長男が塾の帰り道
自転車で転んで骨折した時も
次男が卓球をしていて
目の横を切った時も
長女が剣道をしていて
アキレス腱を切った時も
三男が保育園の窓から落ちて
頭を切った時も
次女が幼稚園を脱走して
いなくなった時も
連絡を受けて
すぐに駆けつけた

いついかなる時にも
すぐに駆けつけられるように
いつでもケータイは
離さないように
いつでも車は
乗れる状態に

ついでに
「出て行け」と言われたら
いつでも出て行かれるように
なるべく所有物は
持たないようにしておこう
全てを失っても
いつでも働けるように
いつでも守ってやれるように
体力だけはつけておこう

2004年02月01日

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