今は幸せなんだから 前とは違うんだから 何も知らない子供たちを わざわざ不愉快に させることはなかった 聞かれてもいないのに 過去の悲しみを 持ち出して来ることはなかった 「いろいろあって 大変だったのよ」 と今は笑顔で 話せるではないか 私は過去ではなく 今を生きてるのだから 悲しかった過去ではなく 幸せな今を 生きているのだから
隠す必要は ないけれど わざわざ言う必要もない 聞かれたら 答えればいいじゃないか 隠すことなど 何もないのだから 子供が 仲のいいお友だちに 話そうかどうしようかと 言っていたことの 私の答え 好きにすればいい 思った通りに すればいい あなたの人生なのだから
人参は好きですか ピーマンは好きですか セロリは好きですか どれもこれも個性的 素敵な個性 私はみんな好き どの味も好き どの人も好き その個性がいい みんな違う その個性がいい
心は顔に表れる やさしい心も表れる お化粧しても 整形しても やさしい心でないと やさしさは 表れないから 心の中のやさしさに 磨き かけたい
話を聞いてもらえる うちはいい やさしい言葉を かけてもらえる うちはいい 誰にも聞いてもらえなかったら 誰も声さえかけてくれなかったら そうだよ 自分に話せばいいじゃないか
沢山のもしもを考える 寝る前の 楽しいひと時 楽しい時間 あまり現実的でないことは 絶対に無理だけど 少しだけ夢みたいなことなら いつでも夢のように描いていると 本当に現実のものとなる 私はいつも夢を描きます あの人素敵だな〜って思っていたら 思いもかけず 向こうから誘ってもらえたり あの会社に入りたいと思っていたら 本当に入れたり 無理なことでも 諦めないで思い描いていたら 叶えられる そんなことって確かにある だから私は いつも思い描く 楽しく生きられることを・・・
温泉に 二泊して来るという義母を 駅まで送り届けた いつもならスウ〜っと 駅の中に消えて行くはずなのに この日の義母は 駅の正面で立ち止まったまま 車の中の私に手を振り 見送っていた これでは どちらが送っているのか 分からないみたいだ 義母のあの日の姿を わたしは 生涯忘れることはない
いつもと違う 洗剤を使って 洗濯をすると その強烈な匂いに驚く しかし不思議なことに 数日使っていると 気にならなくなる 使い続けていると その匂いさえ 分からなくなって来る 慣れるとは 素晴らしいことであり 恐いことでもある すっかり今の生活に 慣れてしまった私に 正しいことと 間違っていることの 区別がつくのだろうか
知っている人には 知られたくなくて 身近な人を 悲しませたくなくて 知らない人に この思いを 伝えたくて 複雑な思いが パソコンのキーを打つ 心を軽くしたくて パソコンのキーを打つ
ごめんね 聞くことが 大事 聞くことの方が もっと大事 私が話を 聞かなきゃ いけなかったんですね ごめんね だから私に 電話をして くれたんですね