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風香の詩7のパート4

*年の暮れ

  
落葉樹が惜しげもなく
美しい葉を
落としたように
わたしも
抱えきれない荷物は
整理して
新しい年を迎えたい
もう今年も終わる

2005年04月02日 23時10分52秒
*冬至

  
郵便局に行ったついでに
スーパーに立ち寄る
今日は冬至
カボチャのコーナーには
カボチャのグラタンと
カボチャケーキのレシピ
これもいいな〜ともらって来たけど
結局カボチャは切って煮ただけ

小学校から帰った娘
「クーちゃんはカボチャが大好きなの」と
ぷーさんのぬいぐるみに
食べさせる真似をしながら
「美味しいね」って少しおつまみ
味見もせずに
ただ煮ただけのカボチャ
「美味しい 美味しい」と言う娘に
「本当に美味しい?」と聞きながら
私もひとつ食べてみる
「ホントだ 美味しい」

夕方、ゆずを三個浮かべたお風呂に
娘と一緒に入る
ゆずのいい香り
もっといい香りにしようか〜って
お風呂の中でゆずを両手で持って
ぎゅうっと押したら
空気がブクブク出て
ゆずの香りも一層増して来たので
面白がっていたら
今度は体中がヒリヒリ
せっかくのゆず風呂なのに
とても長くは入っていられない

お風呂から上がって夕食
カボチャを食べながら
ゆず風呂の話になる
「どうして?」と聞いて来たおばあちゃんに
「お母さんがバカだから」と言いながら
娘は台所から出て行った
ふふぅ〜
忘れられない思い出になった
平成十六年の冬至

2005年04月02日 23時09分51秒
*幸い

  
うちの子は
幸い丈夫だから
いいけれど
うちの夫は
幸い仕事好きだから
いいけれど
父や母、夫の母も
幸い自分のことは
出来るからいいけれど
だから私でも
何とかなるんだけれど
みんな
良くやってる
立派だなあと
ふと思う
当たり前の幸せに
感謝しなければと
ふと思う

2005年04月02日 23時09分01秒
*今がいい

  
いつも先を見て
今が終わることを
願っていた
子の成長を
願っていたら
私が年を
取ってしまった
春の訪れを
願っていたら
父や母も年老いた

子の成長も
花開く春も
もう願ったりはしない
過去でもない
未来でもない
今を大切に
生きるだけでいい

2005年04月02日 23時08分07秒
*いくつになっても

  
またひとつ
年が増えちゃうって
思っているのに
心の奥の方からは
頑張らなくちゃ
と言う声が
聞こえて来る

いくつになっても
若いって
思える自分に
会いたくて

磨いたり
鍛えたり
いたわったり

2005年04月02日 23時07分22秒
*もみじ号

  
コンビニの駐車場
水溜りの中の
色鮮やかな
落ち葉を見つけた娘は
車から降りるとすぐに
もみじの葉を拾って
コンビニの車に
何枚かくっつけて
ぞうさんの車
もみじ号だねって
わんぱく坊主のような
笑顔で言った
お買い物したレジの前
もみじ号の話をすると
後で見るの楽しみって
コンビニのそうさんは
ヨン様のような
笑顔になった

2005年04月02日 23時06分21秒
*体の声

  
働き者の人の体は
かわいそう
疲れても休ませては
もらえないから
我慢強い人の体は
かわいそう
何を訴えても聞いては
もらえないから

体の声に
耳を傾けることもなく
我慢させて
人生の半分以上を
生きてしまった
もう付いて来ては
くれなくなった
体を見つめながら
今になって思うこと

2005年04月02日 23時05分28秒
*きれいに染まる

  
きれいなものを
好きなのは
やさしい心の
人だから

目から入って
きれいに染まる
心も染まる
きれいに染まる

あなたの心が
広いのは
きれいなものを
見てたから

2005年04月02日 23時04分36秒
*人の心

  
人の心は単純ではない
うれしくなくても
相手の好意を思い
ありがとうと言うから
好きなのに
恥ずかしくて
嫌いと言うから
ありがたいのに
照れくさくて
うるせえと言うから

人の心は難しいけれど
じっと待っていたら
本当の心
話してくれるかしら
そっと見守っていたら
あなたの心
見えて来るかしら

2005年04月02日 23時03分38秒
*集合写真

  
大きく引き伸ばして
八年前から
みんなの部屋に
飾ってある
家族の集合写真
あれ以来
家族八人が一緒に
写真を撮ることはない

長男が中学二年
たまたま部活がなかった休日
久しぶりに家族そろって
温泉に行った日
車から降りて
ぞろぞろ歩きながら
思わず通りかかったおじさんに
「すみません
写真撮ってください」って
私がお願いした
普段着のままで
荷物を持ったまま
あまり人には見せたくない写真
あれ以来
撮ることはない
記念の
家族八人の集合写真

2005年04月02日 23時02分29秒

 
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