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風香の詩9のパート1

*ひとりさん

  
お仏壇に

天茶をお供えして

手を合わせて

チーン チーンと

鳴らしていたら

「くだらないこと

話しちゃダメだよ」と

おじいちゃんではなく

ひとりさんの

あの独特の

声が聞こえた

2006年11月14日 09時44分43秒
*桜咲く頃に

  
それは
遠い遠い日のこと
まだ私が
二十四歳だった春
婚約していた人と
出かけた帰り道
城山の桜を
見て行こうか〜って
二人で見た桜

私の中で
一番美しく咲く
あの桜を越える桜に
いつか会いたいと
思いつつ
年々美しさを増す
あの日の桜と
今もあの日の人といる

2006年11月14日 09時46分59秒
*心の叫び

  
何ともないのに
涙が出るのは
何ともないのに
気が重いのは
そうだ
心の叫びだな

立って歩いて
服を着て
戸籍を持って
生活するようになって
押しつぶされた
私の奥底にある
心の叫び

2006年11月14日 09時48分08秒
*風香の心


o016 風香の心


*風香の心

今ここにいる私と

私の心の奥底で

別の人格を持つ

名もない私

その心の叫びを

私が綴る

名前を風香と付けて

戸籍の上で

さよ子と名乗る私が

風香の心を綴ります

2006年11月14日 09時49分36秒
*ごめんね

  
そんなに言わなくたって
分かるわよって人と
それは良いとして
断ることも出来ない人
それでも
それでも
ニコニコしていたら
気が付かないじゃない
いいんだ〜って
思っちゃうじゃない
こんな
やさしい人の場合は
こちらの方が
気が付かなくちゃ
いけないんだね
気が付いてあげなきゃ
いけないんだよね
ごめんね

2006年11月14日 09時50分49秒
*さまざまな色たち

  
白と伝えたはずなのに
ピンクとか黄色
水色とかって
伝わってしまう
場合もあるんだね
時には黒になって
しまうことも

何年か先に行って
たまたま私の所に
戻って来た
さまざまな色たち
旅立つ時には
白だったはずの
さまざまな色たち

2006年11月14日 09時51分32秒
*一日の始まり

  
小学生の娘は
朝食も、お手伝いも
すっかり済ませて
オス猫のラブちゃんに
チーズをあげていた
突然、メス犬の
ミルクが鳴き出して
さやちゃんが
迎えにやって来た
キッチンに立つ私のところへ
「帽子 帽子」と言って来た娘に
「美羽ちゃんがかぶっていたよ」
と教えてあげる

美羽ちゃんっていうのは
フクロウの置物

「美しい羽と書いて
みわちゃんだよ」って
美羽ちゃんを買った帰り道
車の中で娘が付けた名前だ

また
今日も一日が始まる

2006年11月14日 09時52分22秒
*馬鹿だな

  
身動きもつかない
そんな
状態の中に居て
また違うことを
始めようとしてる

馬鹿だな〜
本当に
馬鹿なんだから
いつになったら
わかるんだい

こんな毎日
疲れたよって
地球の方は
とっくに根をあげてる

2006年11月14日 09時53分04秒
*感謝

  
あの時
急に私の足が
つらなければ
顔が腫れぼったく
なければ
出掛けに
電話がかかって
来なければ

計画を
狂わせてくれる
ことたちよ
ついていなかったから
じゃなくて
ついていたからだね
私の為だったんだね
全てのことに
感謝なんだよね

2006年11月14日 09時53分43秒
*良い方へ

  
ボーっとした
朝の頭に
浮かぶもの
突然フッ〜と
浮かぶもの
寝る前の頭に
浮かぶもの

私に教えてくれる
ことたちよ
私をより良い方へと
招いてくれる
ことたちよ

2006年11月14日 09時54分25秒

  
   詩の小部屋「風香の詩」

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