蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 川柳の小部屋 

風香の短歌

☆短歌クリックで画像にジャンプします p(*^-^*)q


会いたくて早く過ぎてと願ったり 止まって欲しいと願ってみたり

鮮やかに春告げている水仙の 色に心も染まるひと時

当たり前みたいになった優しさに ありがとうって感謝を込めて

あと少しの命の炎と知りながら 尚も生きよと包む木漏れ日

あなた色にまだ染まりたくない私 今年も咲いた真っ白なまま

あの頃のものはどこにも無いけれど 思い出ここにいつまでもある

アパートに独り残して来た息子 桜見守る静かな別れ

いい風にゆらゆら揺れて嬉しそう クルクル回れコスモスの花

いつあなたに会っても困らないように 年を取るのはもうやめにする

いつだってスキップしたくなるような 心ず〜っと保っていたい

いつだって私が私であることを そっと見守り教えてくれる

いろいろな思い思えば思うほど 巡る思いの果てしなきかな

いろいろな思い胸にはあるけれど 過去の私はもう見当たらず

疑っていたら切りないことだから だまされたって信じていたい

美しく咲いた菖蒲がポーズ取る 晴れた五月の空を見上げて

幼い頃祖母から聞いた戦争は 遠くなったが平和も遠い

お釈迦様の手のひらの上で守られて 自由自在に水は転がる

数少ない言葉の中に詰められた あなたの思いやさしい心

きれいなものいっぱい見せてくれる秋 拾い集めて心に仕舞う

車から降りてあなたとあの頃を 少し話してみたい夕暮れ

来るものはどうぞどうぞと招きます あとはあなたにお任せします

凍る身のわずかに解けた水滴の 思い描いた夢叶う時

心のキズ差別があるからできるんだ みんな心をピカピカにしよう

子どもの頃一緒に遊んだあの頃が 昨日のことのように思えて

これ済めばもうお終いと思っても 終わらぬうちに次が待ってる

咲く花の色と香りに誘われて 蝶の気分で春を楽しむ

さよならも言わず立ち去る女の子 早く追ってと見送るベンチ

幸せは小さな幸の積み重ね 何もなかったことの幸せ

シナリオが出来てたなんて知らないで 罠にかかった小鳥が一羽

すこしずつずらして時をいくつもの 時計が刻む私の為に

素晴らしいあなたの花が開くとき 膨らませてる大きな蕾

立ち回るその場しのぎの偽りで 終わるはずなし償いなしに

旅立ちの時を迎えたタンポポの 綿毛は次に来る風を待つ

食べさせて貰う代わりにない自由 繕った羽背中に仕舞う

タンポポの綿毛がそっとささやいた 高いお空に飛ばしておくれ

閉ざしてた私の小さな隙間から パッと明るく心を照らす

届かなくなって初めて知る痛み 空気みたいに大切な人

どんな日も見守る月のやさしさと どこか似ているあなたの笑顔

母親は当たり易いし言い易い 見て見ぬ振りに騙された振り

ひとつだけ叶えてやると言われたら 迷わず君の幸せ祈る

膨らませ夢を叶えて実らせて いろどり添えて今も輝く

踏み台にして旅立っていく子どもにも 気を付けてねと笑顔を送る

降る雪にあの娘と仔犬楽しそう はしゃぐ姿が嬉しい私

ポケットに詰めて帰った思い出を 出して仕舞ってまた出してます

間違えて仕舞っておいたストレスは 捨てて来ましょう素敵なところ

窓際に吊るされなくて風鈴の 溜まるストレス取れぬまま秋

緑の葉は太陽が好き風が好き やさしい人と自然愛して

皆同じ制服姿の子供等の 中から捜す我が子を捜す

見るからに気の合う二人合いそうで やはり合わないジグソーパズル

目の前の煌めく灯りのその中に 遠いあの日のあなたと私

物思いに沈む夕日を見つめてる 君の心をのぞいて見たい

悪いことばかりなんかじゃなかったと 振り返りみる私の歴史












☆☆☆



☆川柳の小部屋

ホーム へ