ああ生きるしかなくて私の今がある
あーこれがあの時蒔いた親不孝
ああなっちゃイケナイデスという見本
会いたくて若いあの日に会いに行く
会えないような気がするなんて言わせない
秋風に老犬息を吹き返す
飽きないようにいろんな物を食べてみる
諦めもつくし慣れても来る体
揚げ物の音に雨かと目覚めた日
預かったはずがすっかりうちの犬
明日の幸せ祈って今を楽しもう
明日はないつもりで今日を生きている
与えられる罰も知らずに捨てている
新しい命となってよみがえる
新しい年の予定を赤で書く
暑いからって誰にでも肌見せちゃ駄目
あと五年いえ二年だけ待ってみる
あと五年かけて子離れする準備
あと三日あと三年と待ってみる
あと戻りだって出来ます好きな道
あなたが居て今の私がここにある
あなたの花が私の夏を紅く染め
あなたより似合う相手は星の数
あの子がパパになると私はおばあちゃん
あの頃に戻って話す電話口
あの鳥の為に私ができること
あの人もみんな私の子と思う
暴かれて打たれ消されて行った杭
溢れ出た愛が子供へ降り注ぐ
嵐でもそっと見守る空がある
ありがとう今日の心の色で書く
ありがとうってイッパイ言った方が勝ち
アルバムに幸せだけを貼ってます
あれ今朝の体違和感ない不思議
あれこれと履いて選んだ同じ靴
あれこれとやって笑顔に逃げられる
いい風が吹いたら回るつもりです
いい人だ美しいのにトゲがない
いい人だ先ず相性をチェックする
いい夢を描いて回る風車
言えば言われるやればやられるだが生きる
言えば言われるやればやられるただ生きる
生きている証みたいに押し寄せる
生きている限りやろうと決めた仲
生きて来てだから言うのよ分かってね
生きて百年あとはどうする使い道
生きてられるね家族の写真だけ持って
生きること全て血となり肉となり
いざという時の脂肪を蓄える
石ころがキラリ私に合図する
意地悪をあなたの耳に聞かせてる
痛くても笑って走る時もある
いつかまた夢は頭上に掲げとく
いつだって心は自由大空へ
いつだって心は自由夢を見る
一旦は終わった父の命の火
いつ何歩あるいてますと監視され
一品ずつ作り二人でするランチ
一歩引きお願いをするお人柄
いつもいつでも一緒だったねありがとう
犬と行く散歩にタマがついて来る
犬猫鳥も丸く一緒に住んでます
猪を見ながら買った招き猫
今やらなきゃやらずに過ぎることをやる
嫌がることずっと言わなきゃいいんだね
嫌なこと嫌と言ってもまだ違う
うちの仔にそっくり虎の縞模様
うるさくてと言ってるけれど待っている
嬉しいね目にも耳にも心にも
嬉しくてすぐに開いた過去のドア
描いてる通りの道を歩んでる
笑顔から拍手に涙する米寿
大きくなるもの年をとるもの大空へ
大きなイビキふすま一枚通りぬけ
大空へ届け感謝と祈る夢
お客さんみたいな子どもやって来る
お財布が無いから家へ見に帰る
お財布とバッグ今年の干支を付け
お下がりの娘の服で褒められる
オス犬が一匹増えてパパ元気
オス猫が開く瞬間を待っている
夫との間を犬が行き来する
おねえちゃんのおかあさんだと手を振られ
お姉ちゃんの振袖という雪だるま
おばあちゃんが居たら玩具になったポチ
お日様もゆっくり顔を出す師走
お風呂場で歌う娘の声響く
お祭りのような騒ぎでみんな居て
おめでとう無事に迎えた誕生日
思い切り痛いと言えるおばあさん
思いつく言葉並べて指を折る
思い出の中でどこでもひとっ飛び
思い出の中でもう年なんか数えない
親否定すれば我が身を否定する
親の方が注意されてた参観日
お別れも悲しくないという褒美
終わる日をグレーのままで待ちわびる
温泉で心奥まで流します
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