愛情というひと手間をかけて煮る
愛想良くニッコリ心アカンベエ
青信号コーヒー缶は誰を待つ
青空の青に恋した彼岸花
赤ちゃんのすぐにいらなくなる玩具
秋風に大きなスイカ持て余す
秋晴れに揺れて輝くシャツの白
諦めたタマは帰りを待っていた
紫陽花が揺れる柳の下で咲く
あしたには変わってしまう心です
明日には見えて来るから慌てない
明日の体調気に掛けながら起きている
温かい手だねと彼は言っていた
温めた手で温める子供の手
新しいお札記念と仕舞い込む
あと少しの年を包んでしまう雪
アドバイスされてアイデア出なくなり
あなたらしくこの世で生きるのが定め
あの山も朝には朝の顔がある
危ないと言われ飛ばずに歩いてる
甘えて来る子にはついつい甘くなる
雨雲が去って多忙な洗濯機
雨上がり澄ました耳に鳥の声
アルバムに落ち葉に埋まる児の笑顔
いいとこで続くみたいに終わる夢
生きている限り勉強だよと言う
生きるのもいいね空には月と星
石焼き芋若き日の母思い出す
いつ来てもいいよ災いへの備え
一心に願う心の咲かす花
行ってらっしゃい後は私の時間です
いつの日か作り笑顔が見てる夢
一歩一歩あわてなくても春は来る
今はない庭の紅葉変わる頃
入れ忘れた箸に娘の怖い顔
嫌なこと忘れる為に早く寝る
薄着の子見てる私が震えてる
打ちあがる花火今だと感で撮る
うちの娘を歯磨き好きにした歯医者
美しい花に似合いの蝶が舞う
美しく蝶を映した水溜り
うつされた風邪の行き先考える
うなずいてくれる人だけ話したい
埋めあって夫婦で越える山や谷
梅干しにそれぞれ仕舞う思いあり
ウルウルさせ見てる犬から目をそらす
嬉しさに寂しさついて回ります
噂などどこ吹く風と聞き流す
駅までと勝手に予定立てられる
絵手紙の枝まだ伸びているらしい
演奏中後ろで親も話してる
起き上がる度にダルマは強くなる
怒り出す時は決まって二人だけ
おさまらない腹の虫にも食べさせる
お世辞より良いとこ見つけただ話す
遅くまで起きてたことを悔やむ朝
夫の稼ぎと猫に話して餌をやる
夫の話聞いてるような子の話
お天気に振り回されて癒されて
オバさんがカメラの前で若返る
おはようと見知らぬ人と交わす朝
おはようのインコの声でなごむ朝
お土産は君が集めている蛙
お湯沸し年寄り残し出掛けます
折り返し地点今さらあわてない
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