今、正にまっさらなこのお部屋から陽が昇ろうとしている わたしは遠くから眩しそうに眺める 陽は昇り陽は沈むそれを何度となく繰り返しながら四季折々に移りゆく あなたがあなたである限りこのお部屋から陽は昇る
時は巡って春何月何日かだなんてそんなことはわからないまた春が巡って来たのさだから咲きたくなったのさ 時は巡って春あなたに巡り会えたのはあれは去年の今日のこと同じ日が巡って来たのよだから会いたくなったのよ
川柳を作ろうかしらそれとも詩とか短歌とかいいえそれより手作りダルマそれもいいわと考えているそんな自分が何だか好きでもうすぐ終わる時を楽しむ
犬二匹親子仲良くつながれて猫のシュガーはトラ猫ちゃんがお友達金魚は二匹水槽でスイスイ仲良く泳いでる私には頼もしい旦那様おばあちゃんだけ独りだけでも子供たちもそう呼んでいるお写真のおじいちゃんおばあちゃんにはおじいちゃんがいる
心配しても結果が同じならただ願っていよう無事を願っていようなるようにしかならないのなら全てを受け入れよう秋枯れた花も春には花を咲かせる
今していることが顔に刻まれる心に刻まれる体に刻まれるだから出来るだけ良いことをする
小学生の娘に話しておくずっとお母さんが守ってあげるってなるべく元気で長生きして助けてあげるって死んでからだって天国からいつでも守ってあげられるってその力がつくようにお参りもしてよって娘が困らないように今から話しておく私が居なくなった時のことも今と同じように話しておく
俺が高校の時母ちゃんは修行だと思って高校に行けと言ったから修行だと思って行った今も修行だと思ってやっているからどうってことないよ受話器の向こうで二十二歳の息子が言った
寒い冬の先には春があることを知っていたから耐えて来た耐えて耐えて耐え抜いてやっと迎えた春だものやっと出逢えた花だもの 花を求めて行楽へ花を眺めて酒を酌む美しい花に酔いしれる働くこともつい忘れ桜さくらと踊りだす明日も花見と騒ぎだす花の命が長ければ浮かれた時間も長くなるこれには困った花たちは「早く花びら落として」とやさしい風に頼みます風さん心を鬼にして涙流して花びらを落として去って行きました
小さなことに心を痛めていられるのは大きな悲しみがないから 出掛けの雨も大きな災害にならない為のひとつ訳があって起きていることだからこれ位は我慢しようか