♪会いたくて早く過ぎてと願ったり 止まって欲しいと願ってみたり
秋風に揺れて揺られて青空に 向かいグングン伸びるススキよ
秋の日の空覆う雲まるでもや かかったような私の心
秋の夜は確かに長いはずなのに パソコンすればもう午前様
明日などもう無いかもと思いつつ 届いた服は今すぐに着る
明日の受験控えて寝ると言う息子 現実逃避したいとも言う
鮮やかに私の前で咲く薔薇が スッと心に入って咲いた
鮮やかに春告げている水仙の 色に心も染まるひと時
あしたには変わってしまう心です 今の思いを大事にしたい
温かい心に心すぐ通う 森のあんずの花愛でながら
暖かい地方に咲いた菜の花の 鮮やかな色目に春を呼ぶ
・当たり前みたいになった優しさに ありがとうって感謝を込めて
あちらこちらダルマ出向いて幸せの 輪を広げます和になるように
暑かったあの日懐かし薄物と 仕舞う夏の日一緒に終わる
あと少しの命の炎と知りながら 尚も生きよと包む木漏れ日
あと少しの命の炎と知りながら 尚もやさしく包む木漏れ日
あなた色にまだ染まりたくない私 今年も咲いた真っ白なまま
*あの頃のものはどこにも無いけれど 思い出ここにいつまでもある
あの時と同じ同じ日同じ時 おんなじ場所であなたと一緒
あの時はゴメンと軽く言われても 石に刻んでもう消せません
あの人があって今ある私たち 何があっても大切な人
あの人が言ってたよってその言葉 あなたの思いそんな気がして
あの人がそう言うのには訳がある 何年かのち身を持って知る
*アパートに独り残して来た息子 桜見守る静かな別れ
溢れるような孫のパワーを少しだけ もらい電車で帰る夕暮れ
甘い香を漂わせ咲く越前の 雪の中より水仙の花
甘酸っぱい蜜いっぱいの信州の おりんご贈るエールを送る
雨の日も嵐の日だってあったはず 夫婦の苦労富士は知ってる
ありがとねって全て好意はいただいて 年の終わりにおリンゴ贈る
ありふれた言葉なんかじゃ表せないよ あんまり君がきれい過ぎてさ
あれこれと先走るのも良いけれど まずは自分の足元だよね
いい風にゆらゆら揺れて嬉しそう クルクル回れコスモスの花
・いいなって思うやさしい人は皆 どんな人にもやさしいものよ
いい人と思えるうちに離れたら もっと私は良い人だった
・いいよってただそれだけを聞きたくて だから私は頑張れていた
言うだけの人はいいなと言ったから 言うのが仕事なのねと答え
生かしておいたら払ってやれるそう言った ばあちゃんすでに百歳越えて
怒りだけ笑わせるのは思うように いかないだけのそんな日々かな
・生きて百年いずれは終わるそれまでは 生きる姿を見せておきたい
生きることちゃんと寝ること食べること それが出来たらやりたいことを
・幾度か同じ季節がまた巡り 変わらぬままの心と出会う
幾たびか話し合っては決めたこと 悪いねなどとくつがえされる
忙しい言っていられるうちが華 明日をも知れぬその花の命
一円も稼がないって今更ね 仕事やめてと言ったのは誰
一日の無事感謝してまた眠り 一日の無事祈り働く
一緒にいたい気持ち堪えてするさよなら また逢える日を胸に描いて
*いつあなたに会っても困らないように 年を取るのはもうやめにする
いつだって一緒だったねありがとう 今も変わらず私の中で
・いつだってスキップしたくなるような 心ずーっと保っていたい
いつだって方向転換Uターン 自分のことは自分で守る
・いつだって私が私であることを そっと見守り教えてくれる
いつになく元気でゴミを出しに行く 降る雪の中小ニの娘
いつになくすっきりしてる今朝の顔 ただそれだけで幸せ気分
・いつの間に見えなくなったあの蝶は あなたの部屋のここに居たのね
・いっぺんに押し寄せて来た悲しみは きっと一度に去って行くわね
いっぺんにやろうだなんてしていたら 変になりそうそんな片付け
いつもとは違う声して鳴くタマは タンスの上でハエ捕るつもり
いつも見ている色と違うそれだけで 違う世界を見ているみたい
居てくれるからこそいつでも親孝行 出来る喜びかみ締めている
居なくても寂しくなんか無いんです 私自身があの人だから
居なくてもいい幸せも寂しさも だから何って言われちゃうわね
いなければ楽でいいなと思いつつ 出てく子の身がまだ案じられ
亥の年に生まれた子が二人 三十六と二十四歳
今ここに誰の前にも平等に 与えられてる新しい年
今までのどの時よりも今がいい いいと思えることの幸せ
いろいろな思い思えば思うほど 巡る思いの果てしなきかな
・いろいろな思い胸にはあるけれど 過去の私はもう見当たらず
いろんなこといっぱいあった夏が去り 秋が優しく手招きしてる
いろんな人居るから人生面白い あるから人生やって行かれる
嫌な日も苦しい時も笑ったら オーラあふれて輝く私
・浮かぶ葉に短い命守られて 美しく咲く睡蓮の花
浮かぶ葉に短い命守られて 蓮はみごとに美しく咲く
うぐいすの声をやってとせがまれて 下手な口笛吹いてみている
美しく甘い香りに誘われて いつしか蝶は花とたわむれ
美しく咲いた菖蒲がポーズ取る 晴れた五月の空を見上て
・疑っていたら切りないことだから だまされたって信じていたい
うちの子を小学校へと手をとって 連れてってくれたあの娘も二十歳
運動の話になるとばあちゃんの 駆けっこ自慢で終わる食卓
Aさんはハッキリ言うのとBさん 私を誘う理由はそこね
駅に向かう連休明けの曇り空 一駅ごとに増える乗客
枝を這い山椒の葉を食べている お前いずれはあのアゲハ蝶
おいとまする日々の支度は欠かさない この体には戻れない旅
覆う木に囲まれ吸ったいい空気 人間らしさ取り戻してる
起き上がる度にダルマは強くなる 大きくなあれ優しくなあれ
お口もぐもぐ初めて味わう孫の顔 いいな人生始まりの味
・幼い頃祖母から聞いた戦争は 遠くなったが平和も遠い
お釈迦様の手のひらの上で守られて 自由自在に水は転がる
おばあちゃん聞いたとはっきり言える孫 言えず何度も聞いている嫁
おばあちゃん来てよと孫が駆け寄りて 大きくなった自転車見せる
思い出と夢を残していった君 身軽になって宙を旅する
おやすみと弾んだ声が駆け上がる 雪が降ってるただそれだけで
親にまで疑われたと苦笑する 夫見送る休日の朝
親の誘い断る娘で息子には 帰っておいでと言う母親で
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