秋風に揺れて揺られて青空に 向かいグングン伸びるススキよ
秋の日の空覆う雲まるでもや かかったような私の心
暖かい地方に咲いた菜の花の 鮮やかな色目に春を呼ぶ
甘い香を漂わせ咲く越前の 雪の中より水仙の花
あれもこれも食べまだ食べると言う娘 みかんと叫び走り去ってく
Eメール心と心対話する 想像の中の君織り込まれ
忙しい言っていられるうちが華 明日をも知れぬその花の命
一週間もうすぐ終わるカレンダー 確かめ見てる今日は金曜
一緒にいたい気持ち堪えてするさよなら また逢える日を胸に描いて
いつの日かきっと行きたい見てみたい あの有名な尾瀬の水芭蕉
いつの間に慣れて我が物顔で鳴く 子猫はいずれ子の家戻る
いろいろな思い胸にはあるけれど 過去の私はもう見当たらず
いろんな人居るから人生面白い あるから人生やって行かれる
浮かぶ葉に短い命守られて 美しく咲く睡蓮の花
浮かぶ葉に短い命守られて 蓮はみごとに美しく咲く
疑っていたら切りないことだから だまされたって信じていたい
うちの子を小学校へと手をとって 連れてってくれたあの娘も二十歳
美しく甘い香りに誘われて いつしか蝶は花とたわむれ
産んだ親知らず卵は並べられ どんな親だと店で知らされ
覆う木に囲まれ吸ったいい空気 人間らしさ取り戻してる
大雪に倒れし南天陽へ向かい 自然に起きるたくましきかな
おかしいのと起きた夫にポツリと言えば もうパソコンを見ている夜更け
おばあちゃん聞いたとはっきり言える孫 言えず何度も聞いている嫁
おばさんは日焼けするのが嫌いだと 娘に指摘され苦笑している
お祭りの前の踊りのお稽古で 筋肉痛になりそうな腕
お祭りの翌朝息子の部屋からの 女の子等の声で目覚める
重い腰上げて一日掃除する 来客前日猛暑の中を
親にまで疑われたと苦笑する 夫見送る休日の朝
親の誘い断る娘で息子には 帰っておいでと言う母親で
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