蝶の舞う丘「ホームページ一覧」 - 詩の小部屋 

風香の詩3のパート9

*心の移り変わり


混乱した心に
思い切り
叩きつけるみたいに
降る雨は
もうどうでも
いいやだなんて
開き直った時には
却って心地良くさえ
感じたりする

しばらく
降り続いた雨が
やがては上がり
そして
青空が出る頃には
あんなに動揺していた
私の心も
落ち着き
定まって
かすかだけれど
明るい光が見えて来る

2003年08月01日

*私の中で光り輝く


ふしぎだよね
悲しい場面で
出なかった涙
幸せな姿を見た時
人は涙を流す

小さな娘は
私の顔をのぞき込み
心配そうに
「涙が凄く出てるよ
悲しいの?」と聞いた
私は首を横に振った

うれしい涙は
すぐに止まり
あなたの喜びが
私の中で
光り輝くのを感じました

2003年08月01日

*あなたの笑顔


ねえ もしも
私の家の近くを
通ることがあったら
少しだけ
寄ってはくれませんか?
五分もあれば
いいんです
それが
十年先であっても
いいんです
ただ
あなたの笑顔を
ケータイに
入れておきたかった
だけなのです
私の願いを
叶えてはくれませんか?

2003年08月01日

*素敵な便箋


お気に入りの詩に
風香とサインし
印を押し
素敵な便箋作ったら
お手紙書きたく
なりました
あなたに書きたく
なりました
素直に楽々
書けました

2003年08月01日

*爽やかな人


k029 爽やかな人


*爽やかな人

今日のこの日の
出来ごとが
次第に薄れて
いかないように
あなたのことを
詩にしましょう
詩のタイトルは
爽やかな人で
いいかしら?

今日のこの日の
出来ごとは
私の歴史の
一ページ
心の中に
刻みましょう
私の彼は
流石に素敵で
いいかしら?

2003年08月01日

*台風


台風が来ても
台風は必ず
去って行くから
取りあえず
風が吹いても
飛ばされないように
雨が降っても
流されないように
頑丈に 頑丈に
柔軟に 柔軟に

台風が
通り過ぎる度
強くなる
台風が
通り過ぎる度
やさしくなる

2003年08月01日

*石垣島パイナップルの唄


遠い遠い 石垣島
ギラギラ太陽 いっぱい浴びて
きれいなきれいな 空気の中で
すくすく育った
パイナップル
私の名前は
パイプルです
僕の名前は
パイルです

遠い遠い 本土まで
海越え山越え 谷を越えて
甘い香りを プーンとさせて
やって来ました
パイナップル
ようこそようこそ
パイプルちゃん
ようこそようこそ
パイルくん

2003年08月01日

*石垣島のパイナップル


詩の投稿で知り合った
川崎の方から届いた一枚のハガキ
「十年前より
石垣島に親戚が出来まして
そちらでパイナップルを
作っております
是非味わっていただきたく
送ってもらうよう
お願いしてあります・・・」と書いてある

翌日届いた
ダンボール箱を開けてみると
ぷ〜〜〜んと
パイナップルの香り
早速おばあちゃんに見せながら
「おばあちゃん
このパイナップルはね
その辺で売っている
パイナップルとは違うのよ
国産なの
それも石垣島のパイナップル
凄いでしょう」

そして一つ
仏様にお供えしました
きっとおじいちゃんも
喜んでくれていることでしょう

私はテレビや写真だけで知る
沖縄の光景を思い浮かべながら
十年前に嫁いだという娘さんが
太陽の下
パイナップル畑で元気に働く姿を
想像していた

2003年08月01日

*みんな人が好き


私が外に出ると
二匹の犬が喜ぶ

私が家の中にいると
猫が私のところに
やって来て
遊んだり
眠ったりする

猫が外へ遊びに出たら
カゴのインコを
出してやる
カゴの近くで遊ぶことに
飽きたインコは
私のところに
やって来て
私の膝や肩の上に乗って
服や髪やブレスレットを
つついて遊ぶ

一緒に暮らすと
犬も猫も鳥も
みんな家族になって
みんな人を好きになる
みんな人が好き

2003年08月01日

*不思議


週末に
彼女を連れて
やって来る
大学生の息子を見て
「よく家に
女の子を連れて来るな〜」と
不思議そうに言う夫
わたしは
何故夫がそう思うのか
不思議でならない
猫だって
ネズミを捕まえたら
家族に
見せに来るのに

2003年08月01日

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