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風香の詩5のパート6

*変な私


あなたが
うれしそうだと
私もうれしくて

あなたが
楽しそうだと
私も楽しくて

あなたが
寂しそうだと
私も寂しくて

あなたが
悲しそうだと
私も悲しくて

本当に
本当に
変な私

2004年04月07日

*てるてる坊主


晴れたことを喜んで
もう君のことなど
忘れたかのように
はしゃいでいる
子どもたち
ふと見上げると
そこには
子どもたちを見ている
君の姿があった
でもその顔は
確かに笑っていた


雨の日は
悲しそうだった
てるてる坊主

どんな雨の日も
君はいつも
子どもたちの願いを
聞いていた
黙って
ひっそりと
そしてそこには
願いを叶えようと
努力する
君の姿があった

晴れた日は
嬉しそうだった
てるてる坊主

晴れた空の下
君はいつも
子どもたちの姿を
見送った
黙って
ひっそりと
そしてそこには
願いを叶えられて
安堵する
君の姿があった

2004年04月07日

*みんな好き


食事の時は
どんな食べ物が好きかで
盛り上がる
私は決まって言う
「お母さんは嫌いなものはないわ〜
何でも好きだから」
それじゃ〜
一番好きなのは?
「え〜 何が一番?
そんなの答えられない
何でも好きだから
一番なんてない」
お母さんって
かわいそうだね
何でも好きってことは
好きなものがないってことだよ

以前、息子に言われた言葉だ
また思い出していた
私は嫌いな人もいない
そうだな〜
みんな好きだから
食べ物と一緒だ
「お母さんって
かわいそうだね
誰でも好きってことは
好きな人がいないってことだよ」
息子に言われた言葉を
今度は自分で
置き換えてみた

2004年04月07日

*どちらがいいだろう


先に逝く方が
いいかな〜?
夫にも子供にも
見てもらえるから
それに
後に残って家の
心配を
しなくていいだろうし・・・

後で逝く方が
いいかな〜?
子供は私だけを
見てくれるから
それに
先に逝った夫が
案内を
してくれるだろうし・・・

どちらがいいだろう?
でもそれは
神様がお決めになること
私はただ
お任せするだけ

2004年04月07日

*月曜日


子どもの頃も
お勤めをしていた頃も・・・

あしたからまた
いつもの生活が始まることを思い
日曜の夕方頃から
何となく気分が滅入ったものだ
そして月曜
ワイワイガヤガヤ騒がしい
いつもの仲間たちと
いつもの生活が始まる

今はどうだろう・・・

あしたからまた
みんなが出掛けてしまうことを思い
日曜の夕方頃から
あすは何をしようともう考えている
そして月曜
ひっそりとした部屋の中
インコと猫と犬と
私の時間が始まる

2004年04月07日

*あなたは


あなたを
理解できない人
いると思うよ
だってそれは
あなたが何も
言わないから

あなたを
誤解してしまう人
いると思うよ
でもそれは
あなたのことを
知らないだけ

あなたは
素晴らしい人

2004年04月07日

*大切なのは・・・


私がまだ
お勤めをしていた頃のこと
同級生の妹さんが入社して来た
お姉さんを知っていた私は
すぐに親しくなれた

それからしばらくして
我が家に彼女が遊びに来た
その時父が
「何人兄弟?」と聞いた
社交辞令のようなものだ
彼女は「私一人です」と答えた

後になって
私と二人だけになった時
彼女が言いました
「姉のこと
言わないでくれたんだね
ありがとう」と

私が彼女を知った時には
もうすでに
お姉さんは自殺してしまっていた

あの日のことを
私は今でも思い出す
思い出しながら
自分に言い聞かせる
言う必要のないこと
聞く必要のないこと
相手の身になって
考えなければならないということ
大切なのは
本人だということを

2004年04月07日

*集うやさしい心たち


息子が一人暮らしを始めて
ニ年が過ぎた頃
「あのうちは親子でいい人なんだよ〜」と
友人のことを
そう話してくれた

わたしは
「あなたがいい人だから
いい人が集まってくるのよ
悪い人は
いい人と一緒にいても
楽しくないから
一緒にはいられないものよ
あなたがいい人だから・・・」
そう話してやりました

息子が一人暮らしを始めて
もうすぐ三年になる
息子は角が取れて
益々丸くなる
やさしくなる

2004年04月07日

*コンビニのあなた


通りがかりの コンビニで
新聞に載った 私の詩をコピーした
店員さんにも 一枚あげたいと
ふと思いながら
渡せないまま コンビニを出た

ここはいつも 通る道
通る度に あの日のことを
思い出した
十ヶ月過ぎ
私の詩を 載せて下さってる
隣町の
商店街の ミニコミの
編集 している方ですと
紹介された
あの時の あのコンビニの あの人

あなたの詩を 書いてみた
思い出す度 選ばれること
祈っていた
二ヶ月が過ぎ
あなたのこと モデルにしちゃった
「コンビニへ」が
新聞載った 一面に
あれから 一年三ヶ月
脳裏に浮かぶ
あの時の あのコンビニの あなたが

あなたがやってる コンビニで
新聞に載った 私の詩をコピーした
あなたに初めて 出会えた日のことを
思い出しながら
一枚渡し コンビニを出た

2004年04月07日

*あなたのやり方


実直という言葉が
ぴったりくる
あなたは
今まで会った
他の人とは違う

黙って
聞く 聞く 聞く
聞いてばかりで
本当に
大丈夫ですか?

それがあなたの
優しさ
それがあなたの
賢さ
それがあなたの
やり方

翌朝
もう一度
昨日のことを
思い出していた
そこには
キラキラ輝く
あなたがいた

2004年04月07日

・・☆


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