インコにはちゃんとあいさつしている子
おはようと鳥や猫にも声をかけ
おはようのインコの声でなごむ朝
世間で言うマスオさんだとご挨拶
いい人だ先ず相性をチェックする
愛情というひと手間をかけて煮る
大奥様はと愛想の無い銀行マン
会いたくて若いあの日に会いに行く
会える日を待ってて長い日を送る
会った時知らないふりをする身内
秋風に大きなスイカ持て余す
秋晴れに洗濯物も眩しそう
諦めた夢は老後に取っておく
諦めた夢を時々出してみる
諦めもつくし慣れても来る体
・温めたり叩いたりして開けるビン
*あしたかも百かも命終わる時
・あしたには変わってしまう心です
明日会える今日は会えたと眠れない
*明日がある明日があるからあわてない
明日からと言っては寝てる受験生
・明日はないつもりで今日を生きている
明日は我が身いいことだけにしておこう
明日は我が身人のことなど言えません
預かっているけど中は見てません
遊ぶように作られている子供たち
遊んでる園児集める笛の音
・しばらくは空っぽにして遊びます
小学生までは遊んでもらえます
末娘に遊んでもらっている夫
好きなのはご飯寝ること遊ぶこと
付き合って貰えるうちに子と遊ぶ
童謡を歌い遊んだ帰り道
与えられた顔で生きよと不公平
与えられた顔と体で生きてます
与えられた体で今日も生きている
与えられる罰も知らずに捨てている
頭の上のハエも追えずによそのハエ
氷まくら頭の下に手も入れる
最悪も少し頭に入れておく
それよりも先ずは頭のハエを追え
チャンネルのように替えたいこの頭
新しい命となってよみがえる
新しい靴が心を弾ませる
・新しい出会い心も弾む春
新しい水着と夏を待つ娘
一夜明け新たな年が動き出す
当たり前と思って頼り過ぎていた
・あたりまえを私に望むのはやめて
・奇想天外当たり前ではないあなた
集めてたピアス今では児のおもちゃ
幸せな顔を集めた写真集
相談され文句言われたアドバイス
甘いって苺にちゃんと描いてある
甘え上手でタマはみんなの人気者
甘柿の中で時々出会う渋
甘そうな顔して見てる渋い柿
子に厳しい母も猫には甘くなり
子に厳しく言って親にはまだ甘え
雨上がり犬を連れ出すお昼時
雨上がり花びら敷いたアスファルト
雨に消えた無言の背中まだ残る
雨の日の為にお花の傘を買う
雨降って地固まらずに土砂崩れ
雨降ってページ一枚めくる秋
雨降ると少しためらうスニーカー
・雨の日を待って夫をこき使い
揚げ物の音に雨かと目覚めた日
その後は晴れるしかない雨が降る
ありがとういつも感謝の手を合わす
♪ありがとう今日の心の色で書く
ありがとう心でいつも手を合わせ
*ありがとうってイッパイ言った方が勝ち
ありがとうみんな周りがしてくれる
いつもいつでも一緒だったねありがとう
歩いたら止まれ曲がれと予想外
歩きだと忘れて買った重い品
歩けないと言っていたのにもう出掛け
アルバムに言いたいことが言えた頃
アルバムに落ち葉に埋まる児の笑顔
アルバムに幸せだけを貼ってます
アルバムに何でも好きに出来た頃
アルバムの君の笑顔はセピア色
好きだったのはこの夫とアルバム見る
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