「風香の詩いろいろ」パート11

11-24.いつでもいいように〜58.親 ヾ(^- ^〃)   

*いつでもいいように


人は
永遠じゃないから
人だけじゃない
地球上の全てが
永遠じゃないから

明日にはもう
どうなるかも知れない
今この時を
大切にして

今ここで
全てが終わっても
いいように
いつでも
いいように
しておきたい

*水に流す


水に流して
生きる道を選ぶ
これからも
この生活を続けなければ
ならないのなら
いずれは
全てを流す日が来る
その前に
今を生きる為に
水に流す
心穏やかである為に
水に流す

*無理しないで


やらない方がいいから
やる気が出ないんだよ
無理しないで
自然に任せたらいい
やった方がいい時は
嫌でもやらずには
居られなくなるから

好きな事をしていたら
元気でいられるんだよ
無理しないで
自然に任せたらいい
好きな事のためなら
嫌でもじっとしては
居られなくなるから

*優しい言葉


「思ったことは
何でもはっきり言って
早く幸せになってね」
お見舞いに行った私に
義母が優しく言った

寝たり起きたり夢現
誰が誰なのか
分かったり
分からなかったり
誰だと思って
言ったのでしょう
私にかけてくれた
優しい言葉は

*同じ時を一緒に


もうすでに
父の体のいくつかは
壊れてしまったけれど
今なら未だ 
同じ時を一緒に
過ごすことができる

また明日の朝を待って
夫と子どもを
送り出してから
父が居る病院に行こう
明日も未だ
同じ時を一緒に
過ごすことができる

*ご先祖様に


もういいです
今まで父を
有難うございました
祖父に祖母に
伯父伯母にご先祖様に
お迎えをって頼みます
いつまでも引き止めて
ごめんなさい
あ〜 それから
息子夫婦に
子どもが生まれます
いい嫁です
お守り下さいと
付け加えて

*父


病室で付き添う私に
父は多分
もう帰れと言うだろう
そして明日になったら
ちょっと来いやと言う
何も言わなくても
私には分かるんだよ
ただ
今まであった明日が
本当にあるか
分からないから
帰れないんだよね
でも帰らなきゃ
そして明日もきっと

*我が家の姫


娘がお風呂で歌ってる
まるで
お城に閉じ込められた
お姫様が美しい声を
轟かせている様に

しばらくすると
私の目の前に
お姫様とは程遠い
元気な娘が現れた
そうそう
我が家の元気な
姫である

*花は未だ


長い人生
山もあれば谷もある
死にそうに
なった位で逝くものか
もうダメと
思ってからが
スタートさ
最後の最後の
最後まで
諦めないって事なんだ
花は未だ
散っていないし
枯れてない
助かる道はきっとある

*いい予感


m013  いい予感葉


*いい予感

いやな事
ひとつ選んで
済ませましょ
いらない物
ひとつ選んで
捨てましょう
いい笑顔
ひとつ選んで
飾りましょ
いい言葉
ひとつ選んで
書きましょう
ひとついい事
いい予感

*約束


「おじいちゃんが
居なくなっても
お母さん、ちっとも
そんな気がしないの
いつでも
そばに居る気がして
ちっとも寂しくないの
不思議ね」
と、娘に話すと
「私の時もそうして」
と、娘が言う
私も「そうだね
そうするね」
と、娘に言う

*行けば良かった


k005 行けば良かった


*行けば良かった

「あした死んでも
いいように
百まで生きても
いいように
考え考え
生きていこ
やりたいことは
やっておこ・・」って
自分がそうなることは
考えていたのに
相手がそうなる事など
考えていなかった
行こうって誘われた時
すぐ行けば良かった

☆☆☆

*ありがとう


父の命があとわずかと
知らされた日から
私は父が居る病院から帰るとすぐに
夕飯の用意、お風呂、洗濯
犬の散歩を済ませ
翌朝になるのを待って
夫と子どもを送り出し
おにぎりを持って
また父の病院に向かう
それを四日続け
その後 三連休が終わってから
父は静かに眠るように逝った

すぐに
さよならはしないで
しばらく一緒に居る時間を作ってくれた

子供の頃のように
ゆっくり過ごせた時間

私がこれから生きて行く為に
必要な時間

本当に最後まで
ありがとう

*雨の音


目は覚めたけど
休日だからゆっくりしていた
そんな中
聞こえて来たのは雨の音
雨の音を聞きながら
揚げ物の音が雨に聞こえて
目覚めた遠い日のことを
思い浮かべていた

あの頃は父も元気だった
母も若かった
今の私よりも若くて
今の私よりも働き者で
年を取ったのは私もだけど
私はそれでも今が一番幸せ
振り返る過去は
いつでもそこにある
だから今が一番幸せ
明日はきっと
もっと幸せ

*否定


親を否定することは
我が身を否定すること
夫を否定することは
我が子を否定すること
姑を否定したら
我が子まで
否定することになる

考え方の
違いがあっても
見守ること
時には協力すること
受け入れること
許すこと

*犬の散歩


遅くなった朝は
早く早くと
犬をせき立てる
散歩好きじゃなくて
オマケに心臓も悪い犬
「十歳は超えてます
散歩は十分位に・・」
とお医者様
この子と一緒だと
早く早くの心は薄れ
今朝なんか
立ち止ったまま
スキップでもしたい
そんな気分にさせる犬

*天国から


私の誕生日
いつもなら
「おめでとう」って
父が電話をして来る日
おじいちゃん
電話して来るかなって
娘に話した朝のこと
父のことを書いた
朝の詩を見つけた
私の名前の下には
おめでとうの代わりの
ひとつ足された年の数
じいちゃんからだね
娘が言った

*不思議な世界


思い出の中では
現在から過去
過去から現在
どこへでもひとっ飛び
いつも行ったり来たり
してる私には
全てのことが
この間のことのようで
子供だったあの子が
パパになることも
私がおばあちゃんに
なることも夢のよう
まるで不思議な世界
いいね年を重ねるって

*水仙の花


水仙の花が咲くと
あの日がよみがえる
海外の赴任先へ
向かう夫を
二歳の娘と見送った日
雨の中
冷たい風に耐えて
庭の水仙が咲いていた
次に会えるのは
何ヶ月か先
そんな見送りを
何回か重ねた
あの花は あの時の
私達親子のようだった

*赤ちゃん


歩けなくなって
施設に入っている
おばあちゃんの所へ
長男から届いた
写真を持って行く
誰の子か分かるように
長男夫婦も写った
写真も添えて
会いたいねと涙目で
赤ちゃんの写真を見る
おばあちゃんは
曾おばあちゃんの顔で
一緒に育てたあの子は
父親の顔で写ってる

*雪うさぎ


                     ↓こちらは「雪ねこ」
こちらは「雪猫」


*雪うさぎ

娘が帰る頃には
さらさらの雪も
しっとりとして
固まる雪へと変わる
感触を確かめた娘は
制服から防寒着へと
身を包み
雪だるま作りを始める
その姿を横目に
私は犬の散歩へ
一回りして戻る頃には
辺りはもう暗いその中
作り上げた雪うさぎと
まだ向き合う娘がいた

*親


p001 親


*親

きょうだい、いとこ
またいとこ
おじさん、おばさん
おい、めいも
たどって行けば皆同じ
行き着く先には同じ親
ひいひいじいちゃん
ばあちゃんが
ハラハラ見てる空の下

いずれ私も その立場
親の背を見て育つ子に
見せられるかしら
この背中

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