「風香の詩いろいろ」パート11−2

11-60.家族〜99.おばあちゃんの言葉 ヾ(^- ^〃)

*家族


H15.2 パセリ


*家族

一人二人と子が増えて
家は次第に広くなり
一人二人と減るごとに
インコや犬や猫が来て
空いた所をまた埋めた

おはようと言うインコ
留守番をする犬
寄り添って来る猫達

次々と家族が増えた
あの頃とは違う
幸せな光景が
ここにもある


H17.4.6 タヌキ(もうすぐ4歳)&シチ(5歳)

 H18.5.19 ミルク 1歳

H21.10 キッド 家に来て半年 10歳以上

H19.7.23 猫ちゃん達1歳2か月

*結婚三十年前夜


あと三十年は生きたい
と言いながら
自家製の大根をおろし
納豆と混ぜている夫

夫と共に生きて三十年
これから共に生きる
三十年を思いながら
生きて貰わないと
困るよ
と言葉を返した

*朝食


起きるのが
早くなったあの人と
遅くなった私
腹が減っては
戦は出来ぬと
考えるあの人と
働かざる者
食うべからずと
考える私の
離れて行く朝食の時間

もう無理して
合わせなくても
大丈夫な私達

*義母(はは)の言葉


義母の言葉がまた
タイミング良く
救いの手を
差し伸べて来る

私の育て方が
悪くてごめんね
また怒っておくから
私の年になれば
わかるから・・・

同じ屋根の下で
暮らしていた
義母の言葉

*従姉妹


従姉妹と会ったのは
祖母のお葬式以来
四十年ぶり
子供が生まれたら
来ると言った伯母が
来てくれたようで…
話せば話すほど
考え方も境遇も
よく似てる
従姉妹は母親似で
私は父親似
姉ちゃん姉ちゃんって
いつも慕っていた父に
今の私がよく似てる

*子どもの一人


長女の務め
と言っていたわね
偉〜い
もしかして
長男の嫁の務め
と思って
付き合ってくれてた
子どもの一人って
思っていてね
手に負えない息子も
あなたの言う事は聞く
よく似たお父さんも
聞いてくれるかしら
お願いしますね

*私のままで


k004 私のままで


*私のままで

使いごこちが
悪くなった体にも
すっかりなれて
仲良く付き合っている

やがて
老いた体の中に
居ることになっても
うまく付き合っていく

一番私らしい
私のままで
はげましながら
いたわりながら

☆☆☆

*友子さんの為に


子どもの為、孫の為と
働き者の友子さん

ある日転んで
日常生活にも困った時
「ここに居たらダメ」
と、心配した人たちが
いい所を見つけて来た

ご先祖様も神様も
みんな友子さんの味方
転んだことも
きっと友子さんの為に
して下さったこと

*いつでも


子供達が小さかった頃
少し体調崩した子を
送り出す時言っていた
具合が悪くなったら
先生に言うのよ
いつでもすぐ
迎えに行くから

今は母に言っている
何かあったら言って
いつでもすぐ来るから

いつでも車の運転を
できる状態にして

*生きる


生きて百年という
限られた命の中で
生きたいとか
死にたいとか
思うことは自由だが
生きることは出来ても
死ぬことは出来ない
与えられているのは
生きるだけ
いつの日か必ず
訪れるその日まで
いつお迎えが来ても
いいようにして生きる
慌てることはない

*いつだって


一人で暮らす
年老いた母のことも
遠く離れて暮らす
子供達のことも
話を聞かせてくれる
おばあちゃんのことも
自分が幸せでないと
一緒になって
考えることが
出来なくなるから
いつだって
今が一番幸せと
思っていられる状態に
しておきたい

*チャンス


どうしようかと
思い悩むことはない
どうしようかと
思った時が
良くなる為の
チャンスなのだから

良い心を全開にして
思ったように
動いて行けば
それでいいはず

*思い出


悲しいこと
辛いこと
嫌なことは
思い出さなくていい
思い出しても
悲しくなくなった時
辛くなくなった時
嫌でなくなった時に
思い出したらいい
あんなこともあったと
懐かしく
思い出せるように
なったら
それからでいい

*笑顔に


「冬を楽しんで」と
言われて
ようやく気が付いた
冬の嫌な面だけを見て
嫌だ嫌だと
思っていたことに

人や物に対しても
良い面だけ見ていたら
楽しくなる
笑顔になる
良いことと悪いことは
セットに
なっているから

*おばあちゃんの話


おばあちゃんに
「前にも聞いた」って
言ったら 目上の人に
そう言うものではない
と注意されて・・・と娘

お母さんは
どれ位聴いたか
話の途中電話が鳴ると
そこで終りになって

「おばあちゃん
話したかったんだ」
聴いとけば良かったね 

*いつものタマに


 H19.4 モカ1


*いつものタマに

捜し物が
見つからない時
いつものタマが
トラに変わる時

どこへやったと
言われても
捨てたのかって
責められても

私は静かに
時の過ぎるのを待つ
いつものタマに
あなたが戻るのを


 H19.4 モカ2

*ある夫婦の物語


小鳥につつかれそうに
なりながら
「誰がご主人様か
わかってない
馬鹿な鳥だ」と
インコにまで
無茶を言う旦那さん

小鳥の水を換えながら
「誰が可愛がってるか
わかっている
お利口な鳥さんね」と
インコにまで
同意を求めてる奥さん

*時の流れ


子どもの頃は
ゆっくりと
時が流れた

いつの頃からか
何か夢中になっては
早く前へと
駆け抜けた

慌てなくても
良かったのに

何だかいつも
忙しかった

*金の卵


幼い子供たちを
残して行ったお母さん
残された子供たちや
家族はどんな思いで
過ごしたことでしょう
今では立派に成長して
おばあちゃんの手を
離れて行った子供たち

孫の幸せを願いながら
「三人の子供たちは
金の卵」と言われて
騙されちゃったと
笑うおばあちゃん

*良いことだけを


あなたが
喜んでくれるから
するのではなく
そうした方が
良くなることだけ
していたい

やらないと
あの人が怒るから
やるのではなく
そうすることが
良いことだけを
していたい

*思い出したら


ニャ〜ゴとは鳴かない
馬なのに
ヒヒ〜ンと言われて
悔しがり

ワンとは鳴けない
馬なのに
ヒヒ〜ンと言ったと
怒ったり

思い出したら悔しくて
あなたを馬に例えたの
考えてたら可笑しくて
何だか馬も気の毒ね

*おばあちゃんの言葉


m012 おばあちゃんの言葉


*おばあちゃんの言葉

少し我慢すると
いいことあるよって
教えてくれた
おばあちゃん

これから先
まだまだ
生きて行かなければ
ならない私を

支えてくれる
守ってくれる
助けてくれる
おばあちゃんの言葉

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