*桜咲く頃に |
*桜咲く頃に
それは 遠い遠い日のこと まだ私が 二十四歳だった春 婚約していた人と 出かけた帰り道 城山の桜を 見て行こうか〜って 二人で見た桜
私の中で 一番美しく咲く あの桜を越える桜に いつか会いたいと 思いつつ 年々美しさを増す あの日の桜と 今もあの日の人といる
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*心の叫び |
何ともないのに 涙が出るのは 何ともないのに 気が重いのは そうだ 心の叫びだな
立って歩いて 服を着て 戸籍を持って 生活するようになって 押しつぶされた 私の奥底にある 心の叫び
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*ごめんね |
そんなに言わなくたって 分かるわよって人と それは良いとして 断ることも出来ない人 それでも それでも ニコニコしていたら 気が付かないじゃない いいんだ〜って 思っちゃうじゃない こんな やさしい人の場合は こちらの方が 気が付かなくちゃ いけないんだね 気が付いてあげなきゃ いけないんだよね ごめんね
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*馬鹿だな |
身動きもつかない そんな 状態の中に居て また違うことを 始めようとしてる
馬鹿だな〜 本当に 馬鹿なんだから いつになったら わかるんだい
こんな毎日 疲れたよって 地球の方は とっくに根をあげてる
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*一パーセントの思い |
心にある 一パーセントの思いを 百パーセントの思いで 語る
だからね 大したこと ないんだよ
心配は要らない 百パーセントの思いも そのうち 一パーセントの思いに 変わる いつもの生活に戻れば いろんなことが 待っているからね
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*元気の気 |
「一年は待てません グレちゃいます 十日待っても連絡がなければ 警察に捜索願いを 出しますよ・・・。」って 何だか可笑しくて
連絡というのはメールのことで 勿論ただふざけているだけなのに 何気ない言葉に心癒された
出て行ってしまった 私の元気の気が 戻って来たような気がして 慌てて捕まえて ポケットに仕舞い込んだ 時々取り出して ちゃ〜〜んとあったぞって 確かめてる自分が 何だか可笑しくて
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*伝言ゲーム |
あの人が あ〜言ってたよ こ〜言ってたよ な〜んて 教えてもらっても・・
聞いてすぐに伝える 伝言ゲームでさえ 面白いくらい 間違えてるからね
一番近くに居る人が そういうことを 言わない人だから 良かったって思う
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*平和 |
*平和
むずしく考えなくて
いいよね
「ありがとう」と
「ごめんね」で
それで
生きていたら
平和なんだよね
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*お母さんだから |
半ば
諦めて
半ば
愛想尽かして
みんな離れても
親だけはいつも
見ていてくれている
ありがたいね
私も見てる
いつも
お母さんだからね
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*ただ祈って |
*ただ祈って
心配しても
心配しなくても
答えが同じなら
ただ
祈っていましょう
全てをお任せして
ただ
祈っていましょう
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*人間は欲張り |
*人間は欲張り
抱えきれずに
身動きが
とれない
守るために
心を痛める
人間は
欲張りすぎる
どうせみんな
置いて
いくものなのに
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*リフォーム |
結婚して一年後 新居である 離れは出来たけど キッチンとお風呂が おばあちゃんの居る 母屋にあるから 結局離れ以外は 自由に出来なくて 二十五年経った今 キッチンのリフォーム おばあちゃんの身長に 合わせて作られた 低い流しから ようやく開放された ずっと痛かった首に 「ごめんなさい」 「お疲れ様でした」
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*片付け |
*片付け
片付くと
気持ちがいいけれど
何日も何日も
家族の物まで
片付けていると
自分自身も片付けて
しまいたくなるね
あんまり
きちんとしない方が
良いのかも知れないね
少しだらしない位で
丁度いいね
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*ず〜っと |
*ず〜っと
男の人は 夫婦二人三脚でって 思っているのかな 女は違うよ 子どもが自立したら 自由でいたい いつまでも自立しない 大きな息子の面倒は もうたくさんなのよ
女はいくつになっても ときめいていたい やさしくて 恋人みたいな 旦那様の面倒なら ず〜っとみてあげても 良いかもね
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*自然に任せて |
*自然に任せて
自分が
やらなければ
だなんて
思うことはない
自然に任せて
生きていたらいい
それだけだ
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*十年先の元気 |
今、一緒懸命 やることも 大事だけれど あしたの私が 元気であることの方が 大事だよって 思う 十年先の私が 元気であることの方が 大事だよって 思う
十年先のあなたが 元気であることの方が 大事だよ なんて ふと 思ったりしてね
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*心配はいらない |
子どもの頃も 結婚する前も これから先のことを 不安に思った しかし過ぎてみると どうにかなる そういえば 誰でもやっている あのおじいさんも あのおばあさんも みんなやって来て 今ここにいる だから心配は いらないんだって 今になって思う これから先のことも 子どもたちのことも 心配はいらない
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*わかるから |
*わかるから
苦労したこと
悲しかったこと
何にも
言わなくたって
いいよ
顔を見れば
声を聞けば
わかるから
何も言わなくても
いいんだよ
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*墓場まで |
*墓場まで
そりゃ〜
言ってしまえば
スッキリするかも
知れないけれど
言われた方は
たまらない
墓場まで
持って行ってと
言いたい
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*ありがとうのメール |
そろそろ 起きようかな〜 と思う現実と幻の 狭間の中で 今朝も様々な映像が 消えては浮かんだ
いろんな顔が浮かぶ中 あなたの顔で止まって 「ありがとう」と つぶやいて目が覚めた
早速あなたに 「ありがとう」の メールを送る せっかくいい夢を 見ていたのにと 付け加えて
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*オフロガワキマシタ |
お風呂が沸いた知らせが 鳴り出した時には もうすでに 上がっていたので すぐスイッチを切った にもかかわらず オフロガワキマシタ と忠実に 言葉を発してから スイッチは切れた 機械なのに なかなかやるな
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*良いのですね |
自分以外はみんな神様で いろいろ試して来るんだよね 「アイツは何なんだ」 じゃなくて 全て神様が 試されていらっしゃること だから 道理に合わないことでも 良いのですね 道理に合わないことを いっぱい言って来て 試されるんだから 騙されないように 上手に交わすんだよね
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「詩の小部屋」から拾い集めた詩を載せています・・☆
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☆・・「風香の詩いろいろ」・・☆
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☆・・次のページもご覧下さい。
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